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タブレット・パソコン

使うならどっちがいい?iPad 第10世代とGalaxy Tab S9 FEを比較してみた

2023年11月20日

iPad 第10世代を使ってみたいけど、同じ価格帯で購入できるGalaxy Tab S9 FEも気になるという方に向けて、性能を比較してみました。

僕はどちらも持っていますが、メインで使っているのはGalaxy Tab S9 FEになります。

Galaxy Tab S9 FEの方がiPadよりもマルチウィンドウが使いやすいですし、Sペンが滑らかなところも気に入っています。

タブレットはiPadを使っておけば問題ないという意見の方が多いと思いますが、用途がハッキリしているならAndroidタブレットでも役に立ちます。

それでもAndroidタブレットは大丈夫なのか疑問に感じる方もいると思うので、本記事を読んで参考にしてみてください。

結論:機能性を求めるならGalaxy Tab S9 FEの方がおすすめ

機種名Galaxy Tab S9 FEiPad 第10世代
ディスプレイ画面サイズ:10.9インチ
解像度:2,304 x 1,440
ディスプレイ:TFT
アスペクト比16:10
画面サイズ:10.9インチ
解像度:2,360 x 1,640
ディスプレイ:Liquid Retina
アスペクト比3:4
リフレッシュレート90Hz60Hz
スピーカーデュアルスピーカー with AKG
Dolby Atomos対応
ステレオスピーカー(横向き)
プロセッサExynos 1380A14 Bionic
バッテリー8000mAhWi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生:最大10時間
携帯電話データネットワークでのインターネット利用:最大9時間
メモリ6GB4GB
ストレージ128GB64GB
256GB
MicroSDカード1TBまで対応非対応
防水防塵IP68非対応
生体認証指紋認証(電源ボタン)、顔認証指紋認証(電源ボタン)
アウトカメラ8MP広角12MP広角
インカメラ12MP広角12MP広角
サイズ高さ:254.3mm
幅:165.8mm
厚さ:6.5mm
高さ:248.6mm
幅:179.5mm
厚さ:7mm
重さ523gWi-Fiモデル:477g
Cellularモデル:481g
USBUSB Type-C 2.0USB Type-C 2.0
Bluetooth5.35.2
ネットワークWi-Fi 6Wi‑Fi 6
5G対応
ギガビットLTE(最大32バンド)
GPS対応Cellularモデルのみ対応
価格68,799円Wi-Fiモデル:68,800円(64GB)、92,800円(256GB)
Cellularモデル:92,800円(64GB)、116,800円(256GB)

手持ちのデバイスをApple製品で固めていて、連携機能を活用したいという方ならiPadを選ぶ方がよいでしょう。
もしくは、タブレットの使うことに慣れていなくて、とりあえずiPadを使ってみたい方にもiPad 第10世代はおすすめできます。

しかし、上記に当てはまらないなら、ほとんどの方はGalaxy Tab S9 FEで十分と言えます。

Galaxy Tab S9 FEはiPadよりも処理性能は劣っていますが、普段使いでストレスを感じるほどではありません。

むしろ、性能を求めていない人にとっては「ちょうどいい」と感じる性能ではないでしょうか。

特におすすめしたいポイントはSペンの書き心地とマルチウィンドウの使いやすさです。

ペンの滑らかさはGalaxyの方が勝っていますし、マルチウィンドウではiPadより多くの画面を柔軟に表示できます。

これだけでも、iPadよりGalaxy Tab S9 FEの方が使い勝手が良いと感じられます。

iPadが肌に合わなかったからAndroidタブレットにしてみたいという方でも、Galaxy Tab S9 FEなら満足できるでしょう。

それに、Sペンが付属していて専用キーボードの価格が比較的安いので、アクセサリーを揃えた時のトータルコストはiPadよりも安く済むのはメリットです。

機種名Galaxy Tab S9 FEiPad 第10世代
本体68,799円68,800円(Wi-Fiモデル64GB)
専用ペン付属14,800円(Apple Pencil 第1世代)
専用キーボード18,480円(Book Cover Keyboard Slim)38,800円(Magic Keyboard Folio)
合計87,279円122,400円

それぞれ性能を比較してみた

プロセッサ

Geekbench 6で両機種のCPUとGPUスコアを計測してみました。
スコアの数値が高いほど性能が良いので、iPad 第10世代の方が高性能ということが分かります。

iPad 第10世代のスコア

S9 FEのスコア

iPadでゲームをしていてカクカクすることはほとんどないので、ゲームをしたいならiPad 第10世代の方が快適でしょう。

とはいえ、Galaxy Tab S9 FEでもそこそこゲームはできますし、普段使いなら問題ない性能です。

ディスプレイ

上がiPad 第10世代、下がGalaxy Tab S9 FE

iPad 第10世代のLiquid Retinaディスプレイは誰が見ても綺麗だと感じますね。

Galaxy Tab S9 FEでもディスプレイ性能は高いので、どちらも甲乙つけがたい。

ただ、Galaxy Tab S9 FEは彩度が高いように見える一方、iPadは目に優しい色という印象です。

動画に関しては、Galaxy Tab S9 FEの方が上下の黒枠が少ないので、没入感があります。

リフレッシュレートについても比較してみました。

スローにした時に、Galaxy Tab S9 FEの方が残像感が少ないです。

iPadのリフレッシュレートが60Hzで、Galaxy Tab S9 FEが90Hzだから、スペック通りの差が出ていますね。

手書き

iPad 第10世代はディスプレイに奥行きがある感じなので、Galaxy Tab S9 FEと比べてペン先の感触が微妙です。

動画で見ると分かりやすいでしょう。

iPadでも文字は書きやすいですが、滑らかさならGalaxy Tab S9 FEの方が勝っています。

iPadに使っているペンはサードパーティー製のペンシルなので、純正だと書き心地が違うのかもしれないです。

Galaxy Tab S9 FEは付属品で純正ペンが付くところも嬉しいので、手書き端末としての満足度はGalaxy Tab S9 FEが上です。

それと、細かいところですがGalaxy Tab S9 FEはSペンをマグネットで接続することができるので、いつでも取り出しやすいところはメリットですね。

指紋認証

両機種とも指紋認証に対応していますが、Galaxy Tab S9 FEは顔認証にも対応しています。

体感だとiPad 第10世代の指紋認証は反応が悪くなることが多いので、使いづらい印象があります。

指紋認証の反応が悪くても顔認証が使えるGalaxy Tab S9 FEの方が使いやすいですね。

カメラ

カメラ性能はどっちも同じくらいというか、色味が違うくらいの差ですね。

どっちも暗所だと若干明るさが足りないように感じます。

Galaxy Tab S9 FE
iPad 第10世代

明るい場所で撮影してみると、iPadの方がコントラストが強いです。
Galaxy Tab S9 FEだと明暗の差が出づらい気がする。

いずれにしても、カメラ性能はどちらも悪くないですね。

Galaxy Tab S9 FE
iPad 第10世代

マルチウィンドウ

マルチウィンドウの性能はGalaxy Tab S9 FEが圧勝しています。

さらに、Galaxy Tab S9 FEにはDeXモードがあるので、パソコンのようにウィンドウを表示することもできます。

マルチタスクをこなしたいなら、Galaxy Tab S9 FEがおすすめですね。

ホーム画面

ホーム画面はどちらも似たようなデザインですが、ウィジェットの種類は圧倒的にiPadが上です。

Androidだとウィジェットに対応しているアプリが少なかったり、表示できても大した機能じゃなかったり、iPadより劣っている印象があります。

ホーム画面上でウィジェットを表示して効率的に動かしたいならiPadの方が使いやすいでしょう。

独自性

iPadの独自性

  • Appleエコシステムによって、Apple製品同士の連携が充実している
  • MacBookのサブディスプレイにできる
  • ユニバーサルコントロールによって、MacとiPadで1つのマウスとキーボードを共用できる
  • iPad専用のOSを搭載している
  • 上位モデルならステージマネージャーというマルチタスク環境が使える

Galaxyの独自性

  • Galaxy製品同士でファイル共有が簡単にできる
  • Windowsのサブディスプレイとして使える
  • DeXモードでパソコンみたいな画面で作業できる
  • Sペンでスクリーンショットを撮ったり、ショートカットを呼び出せたりできる
  • エッジパネルに最大22個のアプリをセットできる

iPadはApple製品同士の連携が非常に便利で、ここに書ききれないほど他にも連携機能があります。

iPhoneを持っている人はMacBookも持っていることが多いので、それだけApple製品で固めた時の連携機能は魅力的なんですよね。

ですが、Galaxy Tab S9 FEでもDeXモードによるマルチウィンドウが便利ですし、エッジパネルからいつでもアプリを呼び出せるのが地味に便利です。

それに、Windowsを搭載しているPCのサブディスプレイとして使える機能も便利なので、Windowsユーザーとの親和性が高いです。

Apple製品で固めている方は迷わずiPadを使うことをおすすめしますが、そうじゃない場合はGalaxy Tab S9 FEをおすすめしやすいですね。

アクセサリー

純正キーボードに関しては、どちらも品質が高いです。

Book Cover Keyboard Slim
Magic Keyboard Folio

iPad 第10世代用のMagic Keyboard Folioは、トラックパッドの精度が高いし、キーボードの打鍵感も良いので、使いやすかったです。

ただ、値段が高すぎるところだけ気になります。

合わせて読みたい

【Magic Keyboard Folioレビュー】良いキーボードだけど値段が高すぎ

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Galaxy Tab用のキーボードは至ってシンプルなデザインなので、使いづらいと感じることはほとんどないです。

Magic Keyboard Folioより重量が軽いので、持ち運びやすいというメリットがあります。

Galaxy Tab用のキーボードについて知りたい

【Galaxy Tab S9レビュー】品質最高のAndroidタブレットを使ってみた感想

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とはいえ、iPadの方が国内のシェア率が高いので、アクセサリーの数は圧倒的です。

必要十分なアクセサリーしか使わないならGalaxy Tab S9 FEで問題ないですが、色々と使ってみたいならiPad 第10世代の方が捗ります。

まとめ

iPadが向いている人

  • Apple製品同士の連携機能を活用したい
  • ゲームを快適にプレイしたい
  • 初めてタブレットを使う

S9 FEが向いている人

  • 作業用のタブレットとして使いたい
  • マルチウィンドウを活用したい
  • Sペンを使って手書きしたい

雑に使うならiPadの方が使いやすいといったところですが、用途が決まっているならGalaxy Tab S9 FEの方が満足しやすいでしょう。

僕の場合、文章作成や動画視聴、Sペンによるメモ書きはiPadより捗っています。

そもそもiPad 第10世代は上位モデルより機能が抑えられているので、クリエイティブに使うならAirやProモデルを使う方がよいです。

Galaxy Tab S9 FEもハイエンドモデルであるGalaxy Tab S9の廉価版という立ち位置なので、性能は劣るものの機能はそこまで抑えられていないです。

例えば、Windowsのサブディスプレイとして使ったり、DeXモードでノートパソコンみたいに使えたりします。

とにかく機能性はGalaxy Tab S9 FEの方が優秀ですが、タブレットに慣れていない方だとハードルが高いと感じるかもしません。
その点、iPadは全国にApple Storeがあるので、困ったら技術的なサポートをしてもらえるという強みがあります。

とはいえ、Galaxy Tab S9 FEの操作は難しくないので使っていくうちに慣れるでしょう。

iPad以外のタブレットに興味がある方は、ぜひGalaxy Tab S9 FEを使ってみてください。

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