高級ワイヤレスイヤホンほどの性能は求めていないけど、それなりに使えるワイヤレスイヤホンが欲しい。そんな方にピッタリな製品が「Edifier NeoBuds Pro 2」です。
最大-50dBのノイズカットとハイレゾ再生対応という、機能性と音質に優れたワイヤレスイヤホン。シンプルにノイキャン性能と音質が良いので、コスパを求める方におすすめできます。それでいて価格が19,000円前後。
今回はメーカー様から商品を提供いただいたので、しばらくNeoBuds Pro 2を使ってみたレビューをしていきます。
本記事はメーカー様より提供品を受けて作成しています。
NeoBuds Pro 2はどんな人におすすめ?
- 2万円以下で音質とノイキャンが優れているワイヤレスイヤホンを求めている
- コスパの高いワイヤレスイヤホンが欲しい
- LDACかLHDC対応のデバイスを持っている
- 少しだけ音質にこだわっている
NeoBuds Pro 2はミドルレンジのワイヤレスイヤホンですが、音質とノイズキャンセリングの性能だけで見れば3万円台のワイヤレスイヤホンに匹敵するレベルだと思います。
私が持っているBose QuietComfort Earbuds 2より音質がクリアで、流石にノイズキャンセリングは超えていないものの近い性能を発揮しています。
価格も2万円前後なので、まさにコスパが高いワイヤレスイヤホンでしょう。
NeoBuds Pro 2の特徴
NeoBuds Pro 2はノイズキャンセリングと外音取り込みなど、最近のワイヤレスイヤホンなら備わっている機能の他に、空間オーディオを搭載。どの音源でも360°から音が聴こえてきて臨場感あるサウンドを楽しめます。
さらに国内でも対応機種が少ないLHDC5.0というコーデックをサポートしています。そもそもLHDCに対応しているスマホは少ないので現状だと聴ける環境が少ないです。
私が確認した限りだとXiaomi 12T ProはLHDCに対応していたので、XiaomiやMotorolaなど海外スマホなら対応していると思います。
本体はマット仕様のケースとなっており、高級感あふれるデザインです。
デザインがカッコよく、着け心地も良い感じです。
騒がしい場所でもノイズをカットできるマイクだったり、IP54という防水性能があったりと、仕事や運動の時にも使いやすいです。とにかく音質が優秀で、機能がてんこ盛りのワイヤレスイヤホンという印象です。
NeoBuds Pro 2を使った感想
この音質なら高級ワイヤレスイヤホン買わなくていいかも
普段からBose QuietComfort Earbuds 2を使っていますが、音質はNeoBuds Pro 2の方が良いと感じました。NeoBuds Pro 2は低音と高音が強調されているドンシャリサウンドです。
ドンシャリなので低音の主張が強すぎるものの、沈むような低音と抜けのある高音なので聴きごたえがあります。
ボーカルが少し埋もれているように感じますが、全体的にキレのあるサウンドです。EDMやロックといった迫力重視のサウンドと相性が良いでしょう。
それに前作のNeoBuds Proよりも全体の解像度が高めですし、広がりのあるサウンドと明瞭なボーカルが魅力的です。
これで1万円台ということに驚くくらい、音質の満足度が高いです。
アプリを使えばイコライザーで調整することもできるので、低音が強いと感じる方は下げるとよいでしょう。
個人的にはデフォルトのクラシックのままで聴きやすいと感じます。
対応スマホならLDACかLHDCで接続すれば、更に立体感があってきめ細かな音を楽しめます。
音質優先で使う時は場所によって接続が悪くなるので、接続優先にしたほうが安定します。
しかしコーデックの変更はアプリ上でしかできず、コーデックを変更するたびに再度ペアリングする必要があります。
普段は音質優先で接続しているけど、接続優先にしようとしても、ペアリングし直さないといけないのが地味に面倒。とはいえ、そんな些細なことすら気にならないと思うほど音質が素晴らしいです。
ノイズキャンセリングと外音取り込みの実用性が高い
私はワイヤレスイヤホンにノイキャン性能を求めるのですが、NeoBuds Pro 2は平均以上の強さだと感じました。例えば電車やバスの走行音をうるさいと感じないです。
50dBの騒音をカットできるので、駅や人混みのざわつきがほとんど聴こえないレベル。音楽は勿論、Audibleのようなボイスだけのコンテンツも聴き取りやすいですね。
外音取り込みに関しては、環境音や人の声がしっかり聴こえます。
なかなか自然に聴こえるので実用性は高いです。
ノイズキャンセリングはレベルを変更できるので、状況に応じて使い分けられることができます。
付属品が充実していて嬉しい
細かい部分ですが、NeoBuds Pro 2の付属品の中にポーチが付いていることに感動します。ワイヤレスイヤホンは普段持ち歩くことが多いからこそ、本体が傷ついてしまうリスクが多いです。
しかしポーチがあるだけでも安心感が違いますね。
他にもイヤーピースのサイズが豊富なので、どんな耳の大きさにも対応しているのではないでしょうか。
空間オーディオはあまり使わないかも
NeoBuds Pro 2は空間オーディオに対応しているので、広いステージで音楽を聴いているような感覚で楽器とボーカルを楽しめます。
トラッキング機能があるので、首を右に向ければ左から音楽が聴こえたり、上に向ければ下から音が聴こえたり、面白い体験ができます。ただ、かなり加工された音に感じるので、本来の音源で楽しみたい方には向かないでしょう。
地味に残念なのがヘッドトラッキングをOFFにできないところです。ただ単に空間オーディオを楽しみたくても勝手にトラッキングしてしまうのは使いづらいと感じました。
ライブ音源を聴く時や映画を視聴する時の臨場感は凄まじいので、コンテンツによって空間オーディオを使い分けるのがおすすめです。
バッテリー持ちが微妙か
イヤホン本体だけのバッテリー持ちは最大5.5時間です。ケースに入れながら使うスタイルであれば気にならないですが、3〜4時間くらい連続して使いたい方にとっては物足りないバッテリーです。
それに、コーデックをLDACかLHDCにするとバッテリー消費が早くなるので、意外とすぐに減ってしまうと感じるでしょう。
実際にLHDC接続で1時間くらい使っただけでイヤホン本体のバッテリーが50%ほど減っていたので、かなり減りやすくなります。なるべくバッテリーを節約したいなら、多少は音質が下がりますがAAC接続で妥協するしかなさそうです。
私は毎日使うわけではありませんが、もし使うとしたらバッテリー持ちがネックだなぁと思うかもしれません。
とはいえ急速充電に対応しているので、すぐにバッテリーが溜まるのはメリットです。自宅で使うだけなら問題ないですが、外で使うならモバイルバッテリーも持っておくと安心できるでしょう。
タッチ操作が使いづらい
タッチの反応が悪いので、スムーズに操作できないところがデメリットです。そもそも、どこら辺がタッチに反応するのか微妙に分かりづらいですし、触った感触で分かるわけでもないので操作しづらい印象。
感度を上げてみても反応しないことが多いので、単体で操作するのは地味にストレスかも。
せっかく操作を細かく設定できるのに勿体ない。
NeoBuds Pro 2のアプリについて
まとめ
2万円以下でここまで音質が良いワイヤレスイヤホンが出てきたことに驚きました。元々NeoBuds Proシリーズは前作の時点でコスパが高い印象でしたが、今作は更に進化しましたね。
音質に対して強いこだわりがあるわけじゃないけど、それなりに良い音で聴きたい方にとっておすすめできます。
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