タブレットと言えばiPadですが、最近はAndroidタブレットでも優秀な機種が増えてきているので、昔よりタブレット選びが悩ましいものになりました。
とりあえずiPadを選んでおけば困りませんが、用途が合っていればAndroidタブレットでも十分という状況になっています。ただしiPadとAndroidタブレットは性能も特徴も異なる機種となるので、それぞれの違いを紹介していきます。
iPadかAndroidタブレットのどちらかで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
タブレットを使うメリットとは?
タブレットを使うメリットは大画面でゲームや動画視聴をしたり、ペンを使って手書きをしたりと、多様な使い方ができるところです。
それにBluetoothキーボードとマウスを繋げば簡易的なPCとして使えるので、クリエイティブ用途で役に立ちやすい。
スマホでも動画視聴やゲームはできますが、画面の小ささが気になる人にとってタブレットは使いやすい製品です。
キーボードを使って作業するならノートパソコンでいいじゃないかというツッコミが出ると思います。しかしタブレットの方がパソコンより起動が速くて持ち運びしやすいというメリットがあるので、用途次第ではパソコンよりも使いやすいマシンになるでしょう。
とはいえタブレットにはiPadとAndroidの2種類があるため、上記のメリットに加えてそれぞれ違った強みがあるということを知っておくと自分に合った製品が見つけやすいです。
iPadの特長
アプリがiPadの画面サイズに最適化されている
![](https://gadgetfrontblog.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC03829-min-1024x683.jpg)
iPadは画面サイズに合わせてアプリが表示されるので、スマホのアプリをタブレットで使っても違和感がありません。画面サイズに合わせてアプリが表示されるのは当然だと思われがちですが、Androidタブレットは違います。
例えばXの画面はiPadと全然違いますし、Androidは無駄に大きく表示されるので見づらい印象です。
![](https://gadgetfrontblog.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC03828-min-1024x683.jpg)
Androidタブレットでも最適化されているアプリはありますが、それでもiPadの方が最適化されているアプリが多いでしょう。つまり、iPadの方がAndroidタブレットよりも画面が見やすくて使いやすいです。
OSアップデートで機能が追加されやすい
iPadは年に1回ほど大きなアップデートがされるので、その度に新しい機能が追加されます。細かいアップデートが多いため、セキュリティ的に安心できるのもiPadの良いところですね。
とはいえ、GalaxyやXiaomiといった有名メーカーの機種なら機能を追加したアップデートはされます。
いわるゆ格安タブレットの場合は製品によってアップデートされるのが遅く、最悪アップデートの対象外になることも。というわけなので、iPadなら確実にアップデートされるという安心感があります。
Apple製品との連携機能が魅力的
iPadがあればiPhoneやMacと連携して下記のような機能が使えます。
機能名 | どんなことができる? |
AirDrop | 近くのiPadやiPhoneやMacとワイヤレスでファイル共有できる |
ユニバーサルクリップボード | iPadでコピーしたテキストや画像を他のAppleデバイスでもペーストできる |
ユニバーサルコントロール | Macに接続したキーボードとマウスでiPadを操作できる |
iPhoneセルラー通話 | iPhoneの着信をiPadでも応答できるようにする |
Sidecar | iPadの画面をMacのモニターとして使える |
SMS/MMS転送 | iPhoneで送受信したメッセージをiPadでも確認して返信できる |
Handoff | iPadで開いているアプリを、Macでも同じ状態に引き継いで開くことができる(対応アプリのみ) |
連携マークアップ | Macで開いたPDF等を、iPadでも開いて直接手書き入力することができる |
連携スケッチ | Macで開いたPDF等を、iPadでも開いて直接手書き入力することができ、変更内容をリアルタイムでMacで確認できる |
Instant Hotspot | iPadがcellularモデルの場合、MacやiPhoneに対してパスワード入力させることなくインターネット共有ができる |
MacにAirPlay | iPadで開いたビデオをMacでミラーリング表示させることができる |
上記ように色々と機能があるので、Apple製品を揃えただけで便利な使い方ができます。
例えばSidecarを使えばiPadをMacのサブディスプレイとして使えることができるので、作業効率を上げることもできます。あとはiPadでiPhoneの着信に応えることができたり、画像やテキストのコピーを共有したりと、便利な機能が多いです。
iPhoneやMacを持っている人はiPadを持っていても損しないでしょう。
ただ上記の機能はApple製品同士でしかできないので、他社のデバイスしか持っていない場合はiPadの連携機能を活用できません。
サポートが手堅い
Apple Storeは全国で50店舗以上あるので、何か困ったら店舗で相談できるのは心強いでしょう。
私は過去にiPad Proを買った時に初期不良で起動しなかったことがありますが、その日のうちに店舗に行ったらすぐに交換してくれたので、サポートの質は高いと思いました。
店舗に行かなくてもオンラインでチャットしたり電話でサポートしてくれます。インターネットにはiPad有識者が多いので、Youtubeやブログの記事に助けられることもあるでしょう。
Androidタブレットはそもそも公式ストアが全然ないです。機種によって使い方が異なるため、トラブルが起きても対処しづらいのも面倒なところ。
タブレット初心者やタブレットの使い方に不安がある人にとって、iPadはおすすめできます。
専用アクセサリーが多い
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iPadは国内のシェア率が高いこともあり、純正以外にもサードパーティー製のアクセサリーが多数あります。
例えばワイヤレス充電を可能にするスタンドがあったり、紙に書くのと同じ感覚で手書きできるペーパーライクフィルムがあったりと多種多様。
アクセサリーがあればタブレットの作業を快適にしてくれるので、こだわる人にとっては必要になるでしょう。
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Androidタブレットの特長
コスパの高い製品が多い
![](https://gadgetfrontblog.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC03706-min-1024x683.jpg)
iPadは値段が高いのでなかなか購入しづらいという人も多いはず。一番安くてiPad 第9世代が5万円前後ですが、それ以上のスペックは10万円を超える機種もあります。
iPadほどの性能を求めていないという方であれば、Androidの方が満足できるでしょう。
極端な話、動画視聴だけしたいのであればFire HD 10という2万円ほどのタブレットでも十分です。
とはいえもっと快適に使いたいならXiaomi Pad 6のような高コスパ製品も魅力的。4万円台なのにハイエンドモデルに近い性能を持ち、スピーカーとディスプレイ性能も優秀です。用途が動画視聴やゲームくらいなら、そこそこの性能を持ったAndroidタブレットでも事足りるでしょう。
メーカーによって多種多様な機種がある
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iPadと違って、Androidタブレットには様々なメーカーがあります。有名なところで言えばSamsung、Xiaomiなど。
それ以外にもマイナーなメーカーがあるので、非常に選択肢が多いですね。
iPadはマルチな使い方ができるのに対して、Androidタブレットは一つのことに特化した製品が多いという印象です。
例えば電子書籍リーダーに特化した製品、動画視聴に特化した製品、ゲームに特化した製品などあります。Galaxy製品なら、Samsung Dexという機能でパソコンみたいに複数の画面を表示しながら使えることもできます。
![](https://gadgetfrontblog.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC03907-min-1024x683.jpg)
色んなタブレットがあるので、iPadでは用途が合わなさそうだと思った人でも、Androidタブレットなら自分に合った製品が見つかりやすいでしょう。
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コンテンツ消費に向いている
コンテンツ消費というのは、アニメやゲームや映画などのデジタルコンテンツを視聴すること。スマホよりも大画面で動画視聴や漫画を読めるので、タブレットに適した使い方と言えるでしょう。
当然iPadでもコンテンツ消費はできますが、Androidタブレットの方が安価で購入できるため高コスパです。
先述した通り、Androidタブレットは動画視聴や電子書籍を読むのに適したデバイスもあるので、コンテンツ消費に向いていますね。
とりあえずタブレットでYoutubeや映画を見たいという人であれば、Androidの方がコスパに優れているのでおすすめです。
microSDカードが使える
![](https://gadgetfrontblog.com/wp-content/uploads/2021/12/sim-card-gc90368331_1920-min-1024x768.jpg)
iPadになくてAndroidタブレットにあるところは、microSDカードが使えるところです。iPadなら本体ストレージ以外はiCloudというクラウドストレージが頼りになりますが、クラウドはオンライン上でしか機能しないのがデメリットです。
一方、MicroSDカードならオフライン状態でもデータの保存ができるので、本体ストレージを気にせず使えるのが便利。
それに1TBまでのMicroSDカードを使える機種もあるので、ストレージの拡張を手軽にできるのがAndroidタブレットのメリットです。
MicroSDカードは1万円以下で購入できて本体ストレージを拡張できるため、写真や動画を大量に保存したい人にとってありがたいですね。
どっちがおすすめ?
クリエイティブに使いたいならiPad
- 文章作成やイラスト作成などアウトプット目的で使いたい
- MacやiPhoneとの連携機能を活用したい
- 万全なサポートのもとで使いたい
iPadは手書き入力を使ってノート作成をしたり、サクサクと動画編集ができたりと、クリエイティブな作業で使いやすいです。
Apple製品との連携も便利なので、とにかく使い勝手が良い印象です。それにSNSでiPadの使い方を発信している方が多いため、初心者に優しいタブレットと言えます。
MacBookの補佐として使ったり、ノートパソコン代わりの作業用端末として使うのがおすすめ!
コンテンツ消費ならAndroidタブレット
- 動画視聴や電子書籍を見るために使いたい
- 安価なタブレットが欲しい
- ユニークな機種を使ってみたい
AndroidタブレットはiPadほどクリエイティブな機能に長けているわけでもなく、アプリの数と質も負けています。
それでもコンテンツ消費に適しているコスパの高い製品が多いので、用途さえハッキリしていればiPad以上に満足できます。
製品によっては変わった機能があったり、iPadには無い機能もあったりするので、マニアな人にとっては魅力的に映るでしょう。
まとめ
多くの人にiPadをおすすめできますが、Androidタブレットでも魅力的な製品は増えつつあるので、必ずしもiPadが全てを解決するとは限らないでしょう。
個人的にはAndroidタブレットを推したいところですが、iPadの魅力が依然として高いのは認めざるを得ないです。
結局のところ自分の用途に合うかどうかが重要なので、iPadだけじゃなくAndroidタブレットを使ってみるのも有りでしょう。
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