これまでコスパが高いAndroidタブレットとして人気だったXiaomi Pad 5ですが、その後継機としてXiaomi Pad 6が登場しました。今回のXiaomi Pad 6は新型なのに関わらず値段がXiaomi Pad 5よりも安く、性能も上がっているので気になって購入しました。
実際に使ってみるとハードウェアの性能が優れているのは勿論のこと、ソフトウェアに関してもAndroid13に対応しているため、よりタブレットに適したUIでt使えるようになったという印象です。
しばらくブログ作業用に使ってみましたが、思いのほか使いやすかったのでiPadの代わりになりうるタブレットだと思います。そんなXiaomi Pad 6を使った感想を紹介していきます。
Xiaomi Pad 6の特徴
おおまかな特徴は下記になります。
実際のところ中身はXiaomi Pad 5から大きく変わっていませんが、細かい所で性能が上がっている感じですね。
それに国内でXiaomi Pad 5を購入するよりXiaomi Pad 6の方が安いので、これからXiaomi Padを購入するなら6を選ばない理由はないでしょう。
Xiaomi Pad 6のスペック
Antutuスコアは約70万
Antutuベンチマークスコアが約70万くらいあれば基本的な動作はサクサク動きます。
ただしXiaomiの独自OSとの相性問題により、満足にプレイできないゲームもあるかもしれません。自分がハマっているゲームの中だと、崩壊スターレイルはグラフィック設定を最高にしても快適にプレイできています。他にプレイしたゲームだとブルアカやヘブバンは安定して動作していました。
Xiaomi Pad 6のメリット
スピーカーやディスプレイの質が良いので動画視聴が捗る
Xiaomi Pad 6はDolby VisionやHDR10に対応したディスプレイと、Dolby Atmosにも対応しているクアッドスピーカーなので迫力ある音と綺麗な映像を楽しめます。
4万円台のタブレットと考えると十分すぎるクオリティなので、動画視聴の際に臨場感を味わえるでしょう。そしてXiaomi Pad 6は画面比率が16:9なので、iPadよりも上下の黒帯が少ない状態で見れるのがメリットです。
同じ価格帯のiPad第9世代と比べてみても、Xiaomi Pad 6の方が圧倒的に動画再生機として優れているでしょう。
基本的に動作がサクサクで使いやすい
Xiaomi Pad 6はSnapdragon 870を搭載しているので、4万円台のタブレットとは思えないほどサクサクとした動作を実感できます。さらにリフレッシュレート140Hzに対応しているため、画面を動かすだけでもヌルヌル。
私はiPad 第10世代も使っていますが、操作における滑らかさはほとんど変わらないどころかXiaomi Pad 6の方がヌルヌルですね。
アプリの起動に時間がかかる印象はありませんし、画面分割もスムーズに使えています。
フローティングウィンドウを使えば、ゲームしながらブラウザを開くことが可能。周回プレイをしながらブラウジングするといった効率的な使いかたも実現できます。
フローティングウィンドウで表示したアプリは画面端に移動させれば待機させることもできるので、必要に応じて表示できるのが便利だと思いました。
充電速度が速い
Xiaomi Pad 6は33Wの高速充電が可能なので、だいたい1時間もあれば8割ほど充電できています。
そもそもバッテリー容量が多いのでバッテリーの心配をする必要はないかもしれませんが、長時間使ったり動画を見続けていたりするとどうしてもバッテリーが減ってしまいます。そういう時に短時間で満充電できると便利ですよね。
タブレットを使用する時間が長い人ほど、バッテリーの充電速度が速いと助かるでしょう。
Xiaomi Pad 6のデメリット
Micro SDカードやSIMに対応していない
iPadだとCellularモデルが必ずありますが、Xiaomi Pad 6はWi-Fiモデルしかありません。人によっては出先でタブレットを使って作業したい時にモバイル通信を使えた方がスムーズに使えると思うので、対応していないのは残念ですね。
モバイル通信が使えないだけでなくGPS非対応なので、GPSを使用するアプリを使いたい場合に困りますね。
しかもSDカード非対応というところも残念なところです。AndroidはApple製品と違ってMicro SDを使えるところがメリットなので、Xiaomi Pad 6も対応して欲しかったです。
アプリによっては純正ペンシルの機能を活かしきれない
Xiaomi Pad 6には純正アクセサリーとしてXiaomi Smart Pen 2が使えます。
Smart Pen 2には2つの物理ボタンが付いているため、個人的にこのペンシルの機能性はApple Pencilよりも優れていると思っています。
具体的な機能は下記になります。
ボタン2つを使い分けるだけでたくさんの機能があるので、非常に便利なペンシルだと思います。
それだけに残念なのが、上記の機能が使えるアプリはXiaomiにプリインストールされているメモアプリくらいです(スクショやクイックメモはアプリ関係なくいつでも起動できます)。
例えばOneNoteやスケッチブックでボタンが機能しなかったので、ほとんどのアプリに対応していないと思います。
とはいえメモアプリでメモや絵を描くことに抵抗がなければ問題ない話なのですが、サードパーティー製のメモアプリを使いたい方にとってはデメリットになるかもしれません。
カメラの出っ張りが邪魔くさい
Xiaomi Pad 6はカメラの主張が激しいというか、とにかく大きい。しかも出っ張っているので、タブレットを机に置いた時にカメラが当たってしまいますね。
ケースを付けていれば気にならないですが、ケースを着けない派の人は気になるかもしれません。個人的にはタブレットにカメラ性能を求めていないので、控えめなサイズにしてほしかったです。
キーボードとペンシルを使った感想
キーボード:若干タイピングしづらい
本体が11インチのタブレットということもあるので、キーボードのピッチが狭い印象があります。慣れるまでタイプミスしやすいかも。端っこに行くほどキーが小さくなるので、記号を入力したい時とかに打ちづらいですね。
あとXiaomiのキーボードは配列がUS配列しかなく、JIS配列しか経験していない人は使いづらいと感じるかもしれません。とはいえ慣れれば問題ないレベルで使えますし、文章作成をするくらいなら使いやすいキーボードだと思います。
それにキーボードと本体の重さを合わせても800g程度なので持ち運びやすい重量です。
ペンシル:ボタン操作が便利すぎ
Xiaomi Pad 6はXioami Pencil第2世代が使えるようなのですが、これが結構使いやすいですね。物理ボタンが2つあり、Xiaomi製のメモアプリで使うと下記のような使い方ができます。
プライマリボタン | セカンダリボタン | |
1回押す | ペンの種類変更 | ペンのカラー変更 |
長押し | 消しゴム使用 | 画面内キャプチャ起動 |
ボタン操作だけでペンの種類の切り替えから色の変更までできるので、Apple Pencilより使いやすい印象を受けました。
メモアプリ以外で使う場合、プライマリボタンを長押ししながらタップすることでメモアプリを開けますし、セカンダリボタンを長押しすればスクリーンショットが起動します。
ボタン操作以外にも、パームリジェクションに対応していたり遅延が少なかったり、使い心地が良いペンシルですね。
使い方次第でiPadの代わりになるかもしれない
Xiaomi Pad 5が発売した頃はAndroid OSが11だったのでタブレットとして使いやすい作りになっておらず、iPadの代わりにすらならないと思っていました。
ですが今回のXiaomi Pad 6はOSがAndroid13になったことで、タブレットでも使いやすいUIに変わっていたりマルチウィンドウが使いやすくなったりと、iPadに対抗できるほど進化しています。
とはいえ操作性や処理性能はiPadの方が優秀ですし、使えるアプリの差もあるのでクリエイティブな作業に向いているのはiPadの方でしょう。
それでもXiaomi Pad 6は文章作成や資料作成といった簡単な作業はこなせるので、用途によっては問題なく使えると思います。
私の場合はXiaomi Pad 6を使って文章作成や写真編集をできているので、ブログの作業はXiaomi Pad 6で問題なくできますね。
Xiaomi Pad 6はどんな人におすすめできる?
- 少し性能の高いタブレットを使いたい
- スピーカー性能が良いタブレットで動画視聴したい
- ちょっとした作業に使いたい
Xiaomi Pad 6は低価格のタブレットと比べてもディスプレイが綺麗でスピーカー品質も高いため、安いタブレットよりもワンランク上の動画視聴が可能です。
それだけでなくプロセッサの性能もある高いので、だいたいのゲームは満足にプレイできるほどの性能もあります。
それに専用のキーボードとペンを使えば文章作成やノート作成など、ちょっとした作業にも使えるのでクリエイティブ用途にも使えるのがメリットですね。
ただiPadほどの性能や充実したアプリがあるわけではないので、あくまでビジネス用途で使いたいならまだiPadの方が優位だと思います。
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Xiaomi Pad 5も十分にコスパが高いタブレットでしたが、Xiaomi Pad 6でもさらに性能が進化している上に、価格が良心的で驚きました。
iPadに代わるタブレットが欲しい方に対しても、Xiaomi Pad 6は選択肢に入るほどの性能だと思いました。