iPad 第10世代でブログを書きたいので、iPad 第10世代用のMagic Keyboard Folioを買ってみました。
Magic Keyboard FolioはiPad 第10世代でしか使えないアクセサリーとなっておりますが、使ってみるとキーボードの質が良く、スタンドとキーボードを分離できるところが便利だと感じました。
個人的にはiPad Proとかで使えるMagic Keyboardよりも使いやすいと思いましたし、キーボードの打鍵感も良かったですね。
値段こそ高いですが、iPad第10世代で本格的に作業したい人にとってオススメできるキーボードなので、その使用感をレビューしていきたいと思います。
本記事はiPad 第10世代専用のMagic Keyboard Folioを購入して3か月ほど使った感想を書いた記事となっています。

キーボードとスタンドを分離できるのが便利

従来のMagic Keyboardだとキーボードとスタンド部分が一体化していますが、Magic Keyboard Folioだとキックスタンドとキーボードを外すことが可能です。
そのため、キーボードを使わない時はキーボードを外すことでタッチ操作に切り替えたり、文字入力したい時はキーボードを装着して使ったり、臨機応変に使うことができます。
今までのMagic Keyboardだと上記のように使えなかったですし、ペンシルを使った手書きもやりづらかったので、今回の仕様は手書きを多用する人に嬉しいと思います。。
僕の場合、家だとiPadをスタンドに置いて動画視聴することが多いので、キーボードを簡単に外せて使いたい時だけ着けるスタイルにしています。
キックスタンドは角度をつけることも可能なので、動画視聴やビデオ通話の時にも便利ですね。


ただ、キックスタンドは膝の上で使ったり、机の面積が狭かったりする場所だと不安定なので、場所を選んで使う必要があります。
打鍵感はMacBook Airとほとんど同じ
思ったよりキーボードが打ちやすくて、快適に文章作成できるキーボードだと思いました。
それもそのはずで、Magic Keyboard FolioはMacBookの内蔵キーボードと同じくシザー構造で作られており、弾力があって打ちやすいキーになっています。
それに加えて静音性も高いので、快適にタイピングできる仕様になっているのです。
それにしても、従来のMagic Keyboardより値段が安いMagic Keyboard Folioでも引けを取らない打鍵感というのは素晴らしい。
ただ、Magic Keyboard Folioはキーを詰め込みすぎて幅が狭い印象があるため、慣れないうちはタイプミスしやすいかもしれないです。
Magic Keyboard FolioはApple Storeや家電量販店で展示されているので、気になる方は打鍵感を試してみることをおすすめします。
ファンクションキーが地味に便利

iPad 第10世代用のMagic Keyboard Folioからファンクションキーが追加されました。
今までのMagic Keyboardにはファンクションキーが存在していなかったので、目新しい要素となりますね。
Magic Keyboard Folioには14個のファンクションキーがあり、それぞれ機能が割り振られています。
例えばディスプレイの明るさを調整したり、音量の調整だったり、よりノートパソコンらしい使い方ができるようになりました。
iPadで音楽を聴きながら作業することがあるので、曲の停止やスキップをワンボタンでできるのが地味にありがたい。
欲を言うならファンクションキーの機能を自由に切り替えることができたら最高なんですが、流石にそこまではできません。
ファンクションキーがあるだけでもiPadの操作が楽になるので、iPadの操作になれていない人にとってもありがたい仕様だと思います。

重さがネック

最大のデメリットはMagic Keyboard Folio自体の重さです。
重さ | |
キックスタンド | 296g |
キーボード | 289g |
iPad本体(Wi-Fiモデル) | 477g |
iPad+キックスタンド | 773g |
iPad+キックスタンド+キーボード | 約1062g |
iPad本体の重さはWi-FiモデルかCellularモデルかで少し変わりますが、いずれにしてもMagic Keyboard Folioを装着すると1kgを超えてしまいますね。
キックスタンドを付けるだけならそこまで重たくないんですが、キーボードも付けると一気に重たくなります。
13インチのM2 MacBook Airの重さが1.24kgなので、11インチのタブレットなのに13インチのノートパソコンに近い重さになってしまうという。
頑丈にiPadを守れると思えばメリットと言えるかもしれません。
対策としてはキックスタンドを使わずにキーボードだけ装着するという手もありますが、キーボードだけでiPadを支えることができないので代わりのスタンドが必要になります。
とはいえ、せっかく3万円も出してキーボード部分しか使わないのというのは勿体なさすぎるのであまりオススメできません。
iPad 第10世代だとSmart Keyboardに対応していない
Smart Keyboardという、トラックパッドが付いていないけど軽量なキーボードがありますが、iPad 第10世代だと非対応です。
iPad ProならMagic Keyboardが合わなかったらSmart Keyboardを使うという選択肢があったんですけどね。
なぜかiPad 第10世代だと純正キーボードの選択肢がMagic Keyboard Folioしかないので、他のキーボードとの互換性は欲しかったです。
とはいえ、サードパーティー製で問題なければMagic Keyboard Folioよりも軽量の一体型キーボードがあるので、純正以外の選択肢も探せばあります。
例えばLogicoolのキーボードは保証もあるのでおすすめです。

値段の高さを許容できるか
Magic Keyboard FolioはApple純正品なので、本体価格が38,800円という値段になります。
控えめに言って高すぎるので、この値段を許せるかどうか難しい所です。
実際のところ、僕も最初は値段の高さに引いてしまい購入を躊躇していました。
ただ、ふとメルカリを見たら未使用品を3万円以下で出品している商品があったので、定価より安く買えました。
定価だと高すぎますが、2万円台なら許せるといったところですね。
もし中古でも許容できる方は、フリマサイトから購入するのが一番安く買える手段だと思います。
iPad Air+Magic Keyboardを買うよりは安い
Magic Keyboard Folioは高価ですが、とはいえ上位モデルのiPadとMagic Keyboardを買うより安上がりです。
iPad 第10世代+Magic Keyboard Folio | 107,600円 |
iPad Air+Magic Keyboard | 137,600円 |
iPad Pro 11+Magic Keyboard | 169,600円 |
iPad Pro 12.9+Magic Keyboard | 217,600円 |
いずれも最安モデルと組み合わせた価格ですが、最新のiPad Proが高すぎるという感想しか出ません。
ただ単にiPadをノートパソコンみたいに使いたいだけの人であれば、無理してProを買う必要はないと思うので、第10世代が一番安く済みます。
お金に余裕があればぜひ使ってほしいキーボード

とにかく値段が高すぎるという印象ですが、その分の品質もしっかりしています。
キーボードの打鍵感も良いですし、使わない時は簡単に取り外せるのも便利です。
なによりキックスタンドで角度をつけることもできますし、背面もガードできるので一石二鳥ですね。
性能自体は優秀なので、iPad 第10世代用のキーボードを探している方にオススメしたいです。
