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【Magic Keyboard Folioレビュー】良いキーボードだけど値段が高すぎ

2023年10月18日

iPad 第10世代でブログを書きたいので、iPad 第10世代用のMagic Keyboard Folioを買ってみました。

Magic Keyboard FolioはiPad 第10世代でしか使えないアクセサリーとなっておりますが、使ってみるとキーボードの質が良く、スタンドとキーボードを分離できるところが便利だと感じました。

しかし価格が高すぎるんので、果たしてiPad 第10世代のために購入する価値があるのか悩む方も多いはず。

そこで本記事ではMagic Keyboard Folioを3ヵ月ほど使った感想を書くので、興味のある方はチェックしてみてください。

キーボードとスタンドを分離できるのが便利

従来のMagic Keyboardだとキーボードとスタンド部分が一体化していますが、Magic Keyboard Folioだとキックスタンドとキーボードを外すことが可能

キーボードを使わない時はキーボードを外すことでタッチ操作に切り替えたり、文字入力したい時はキーボードを装着して使ったりと、臨機応変に使うことができます。

今までのMagic Keyboardはスタンドとキーボードを分離できず、ペンシルを使った手書きがやりづらかったです。だからこそ今回の仕様は手書きを多用する人にとってありがたいと思います。

動画視聴だけしたい場合でも、キーボードを簡単に外せるスタイルで使えるのが便利。キックスタンドは角度をつけることも可能なので、動画視聴やビデオ通話の時にも役立ちます。

ただしキックスタンドは膝の上で使おうとすると不安定なので、場所を選んで使う必要があります。

打鍵感はMacBook Airとほとんど同じ

思ったよりキーボードが打ちやすくて、快適に文章作成ができるキーボードだと思いました。

それもそのはずで、Magic Keyboard FolioMacBookの内蔵キーボードと同じくシザー構造で作られており、弾力があって打ちやすいキーになっています。

それに加えて静音性も高いので、快適にタイピングできる仕様になっているのです。

それにしても、従来のMagic Keyboardより値段が安いMagic Keyboard Folioでも、引けを取らない打鍵感というのは素晴らしい。

ただ、Magic Keyboard Folioはキーを詰め込みすぎて幅が狭い印象があるため、慣れないうちはタイプミスしやすいかもしれないです。

ファンクションキーが地味に便利

Magic Keyboard Folioには14個のファンクションキーがあり、それぞれ機能が割り振られています。

例えばディスプレイの明るさを調整したり、音量の調整だったり、よりノートパソコンらしい使い方ができるようになりました。

iPadで音楽を聴きながら作業することがあるので、曲の停止やスキップをワンボタンでできるのは地味にありがたい。

欲を言うならファンクションキーの機能を自由に切り替えることができたら最高なんですが、流石にそこまではできません。

ファンクションキーがあるだけでもiPadの操作が楽になるので、iPadの操作になれていない人にとってもありがたい仕様だと思います。

重さがネック

最大のデメリットはMagic Keyboard Folio自体の重さです。

重さ
キックスタンド296g
キーボード289g
iPad本体(Wi-Fiモデル)477g
iPad+キックスタンド773g
iPad+キックスタンド+キーボード約1062g

iPad本体の重さはWi-FiモデルかCellularモデルかで少し変わりますが、いずれにしてもMagic Keyboard Folioを装着すると1kgを超えてしまいますね。

キックスタンドを付けるだけならそこまで重たくないんですが、キーボードも付けると一気に重たくなります。

13インチのM2 MacBook Airの重さが1.24kgなので、11インチのタブレットなのに13インチのノートパソコンに近い重さになってしまうという。

頑丈にiPadを守れると思えばメリットと言えるかもしれません。

iPad 第10世代はSmart Keyboardに対応していない

Smart Keyboardというトラックパッドが付いていない軽量なキーボードがありますが、iPad 第10世代には非対応です。

そもそもiPad 第10世代は純正キーボードの選択肢がMagic Keyboard Folioしかないので、従来のSmart Keyboardを使っている人からしたら残念なポイントでしょう。

とはいえ、サードパーティー製で問題なければMagic Keyboard Folioよりも軽量の一体型キーボードがあるので、純正以外の選択肢も探せばあります。

例えばLogicoolのキーボードは保証もあるのでおすすめです。

値段の高さを許容できるか

Magic Keyboard FolioはApple純正品なので、本体価格が38,800円という値段になります。控えめに言って高すぎるので、この値段を許せるかどうか難しい所です。

私も最初は値段の高さに引いてしまい購入を躊躇していましたが、メルカリで定価より安く出品されていたものを購入しました。

もし中古でも許容できる方は、フリマサイトから購入するのが一番安く買える手段だと思います。

iPad Air+Magic Keyboardを買うよりは安い

Magic Keyboard Folioは高価ですが、とはいえ上位モデルのiPadとMagic Keyboardを買うより安上がりです。

iPad 第10世代+Magic Keyboard Folio107,600円
iPad Air(第5世代)+Magic Keyboard137,600円

ただ単にiPadをノートパソコンみたいに使いたいなら、第10世代が一番安く済みます。

お金に余裕があれば使ってほしいキーボード

とにかく値段が高すぎるという印象ですが、その分の品質もしっかりしています。

キーボードの打鍵感も良いですし、使わない時は簡単に取り外せるのも便利です。

なによりキックスタンドで角度をつけることもできますし、背面もガードできるので一石二鳥。

性能自体は優秀なので、予算に余裕があるならおすすめです。

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ヤマ

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