モニターを縦置きにしてみたいけど、使いやすいのかどうか?
そんな疑問に対して、僕が実際に縦置きモニターを導入して気づいたことを紹介したいと思います。
縦置きをすることにより、Webサイトの表示が見やすくなって横置きよりも見れる情報量が増えるというメリットがあります。
24インチサイズのモニターの縦置きでも31インチモニターの横置きより遥かに見やすいです。
ただ、コンテンツによっては横置きより見づらくなるデメリットもあります。
特に動画系はかなり小さい画面になるのでモニターの大きさを活かせないですね。
こんな感じで、本記事では縦置きのメリットとデメリットを紹介します。
気になる方は是非チェックしてみてください。
縦置きモニターのメリット
一目で見れる情報量が増える
横置きのモニターが31インチで、縦置きしているモニターは24インチですが、縦置きしているモニターの方がWebサイトが見やすいです。

そもそも横置きモニターは大きくなればなるほどWebサイトを表示する時に左右に無駄な余白が生まれてしまうので見栄えが良くないんですよね。
縦置きなら余白が少ない上にスクロールも少なくて済むので、ネットで情報収集する時に快適です。
普段からブログやWebサイトを見ることが多い人は、縦置きモニターが便利だと感じるでしょう。
横置きよりもスペースを取らない

モニターアームを使用することが前提ですが、横置きよりもスペースを取らないのでデスクが広々と使えます。
仮に横置きにしてみると下記のようになります。

モニターの下に置いてあるライトやスピーカーが被ってしまいます。
そもそも24インチなのでそこまで邪魔にはなりませんが、デュアルディスプレイにしたときの見やすさは縦置きの方が見やすいと思いました。
横置きで2つ並べると横幅が合わせて124cmになるので、視界に収まりきらないです。
それなら34インチのウルトラワイドモニターを1台で運用した方がマシでしょう。

デスクが狭いという環境でデュアルモニターを導入したい場合でも、片方が縦置きモニターなら扱いやすいと思います。
常に情報を表示させたい場合に便利
縦置きしている方のモニターを常に見ながら作業することはほとんどないです。
なぜなら基本的な作業はメインモニターでする方が効率が良いからです。
そうなると縦置きの役割とは何なのか?という話になります。
僕の使い方では、縦置きに表示している情報は以下になります。
- TickTickでタスク確認
- Googleカレンダーでスケジュール表示
- Amazon Musicなど音楽アプリの表示
- Notionを表示して常にメモできるようにしておく
イメージとしてはこんな感じです。

なるべく画面を頻繁に更新しないアプリに関しては縦置き側で表示したままにしておくことでタブ切り替えの手間を失くせます。
横置きでも同じことはできますが、見やすさは明らかに縦置きの方が優れています。
モニター1台で運用していた時はタブ切り替えを頻繁にしていましたが、縦置きモニターを導入したことにより少し快適になったと思います。
普段から表示させる画面が多い人や、常に表示させたい画面がある場合は縦置きが役に立つはずです。
縦置きモニターのデメリット
同時に見ながら作業するのはつらい

縦置きモニターを見ながら作業しないようにしているもう一つの理由は首が痛くなるからです。
メインモニターが31インチで、横幅が72cmあります。
この横幅って意外と広いんですよね。
僕は作業する時はなるべくモニターと体が近い状態で作業したいのですが、31インチだけならギリギリ視界に収まります。
しかし、縦置きモニターの方を見るにはどうしても首を横に曲げないといけなくなります。
身体とキーボードはメインモニターに向いている状態なので、縦置きモニターを見ようとすると首だけ動く形にならざるを得ないです。
首だけ動かすと地味に痛いですし肩が凝るので、なるべく縦置きモニターを長時間見るようにしないで、ちょっとした情報を表示させたい時に使うようにしています。
2つのモニターの真ん中の位置にキーボードを置いて作業してみましたが、そうするとメインモニターの右側が見づらくなるという問題も出てきます。
仕方ないので、基本的にメインモニターの正面で作業する形にして、縦置きモニターは横目で見る程度の使い方にしたら首が傷みづらくなりました。
メインモニターが24インチか27インチだったらそうはならないかもしれないので、メインモニターを27インチに変えたくなりましたね。
動画などが見づらい

当然ですが、Youtubeなど動画コンテンツは横向きで見るのに適しています。
縦置きにしてしまうと動画系は小さい画面にして見ることになるので注意してください。
むしろ横向きで困ることってほとんどないというか、モニターは横で置くものという常識の元でコンテンツが作られていることがほとんどだと思います。
なので、縦置きに対応していない、見づらいコンテンツが必ずあることだけは留意する必要があります。
とは言っても、作業しながらYoutubeをラジオ感覚で流すくらいの使い方なら縦置きでも問題ないと思います。
むしろコメントも見やすかったりして、意外と縦置きでYoutubeの配信を見るのも悪くないですね。
モニターの解像度は気にした方がいいかも
細かい所ですが、モニターの解像度によって画面の見やすさが変わります。
僕が使用している縦置きモニターの解像度は2560x1440なので、いわゆるWQHDという呼ばれ方の解像度になります。
これをフルHDの解像(1920x1080)にすると下記のようになります。


例えばYahooニュースを表示した場合ですが、明らかにWQHDの方が表示されている記事の数が多いです。
フルHDの状態でズーム倍率を下げればWQHDのような画面にできないこともありませんが、解像度が低いので見づらいだけです。
このことから、縦置きする場合はWQHDか4Kにした方が情報量も多くなり、画質もきれいなのでシンプルに見やすいです。
ただ、これは普段から4Kモニターとかを使っている人くらいしか気にならない問題だと思います。
解像度の低さは使っていくうちに慣れるでしょう。
少しでも画面の美しさや情報量を求める方はWQHD以上の方がストレスはないですが、モニターのコストが軒並み高いので安く済ませたいならフルHDモニター一択です。
使用しているモニターとモニターアーム
僕が使用しているモニターは24インチで解像度がWQHDでIPSディスプレイです。
24インチの縦置きは大きすぎ小さすぎ丁度良いのでオススメです。

モニターの細かい違いについては下記を参考にしていただければと思います。
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【モニター選びの悩みを解消したい方へ】ゲームや仕事用のモニターの選び方を紹介
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さらにモニターアームを使用しているので好きな高さと角度でモニターを見れます。
HUANUOというメーカーのモニターアームを使用していますが、5000円前後という安さで細かい調節とモニターの回転に対応しているので優れものです。
メインモニターにはエルゴトロンという1万円くらいのモニターアームを使用してしますが、それと変わらないくらいの使いやすさで驚きました。

モニターによっては、付属のスタンドで縦置きができるものもあります。
例えばHUAWEIのMateview SEはそれに該当します。
最初はこのモニターにしようかと思いましたが、フルHDなところと、縦置きできても高さが調整できないところがネックなので止めました。
1台のモニターで縦置きと横置きを気軽に使いたい人には向いていると思いますが、サブモニターで縦置きしたい人はモニターアームにした方が後悔しないです。
まとめ
メリット
- 一目で見れる情報量が増える
- 横置きよりもスペースを取らない
- 常に情報を表示させたい場合に便利
デメリット
- 同時に見ながら作業するのはつらい
- 動画などが見づらい
- モニターの解像度は気にした方がいいかも
縦置きモニターって使いどころが想像しづらいかもしれませんが、使ってみると意外と良かったです。
ただ、現状の縦置きモニターの使い方はメインモニターの補助的な使い方なので、これだけのために2万円くらいのモニター買ってよかったものなのか疑問に思うところもあります。
まだ使用して1ヵ月くらいしかしていないので、今後さらに使い道を模索していこうと思います。