テレワークや通勤時にワイヤレスイヤホンを使っていると、耳の痛みや痒みに悩まされたことがありませんか?
在宅だと、ついつい音楽を聴きながら作業したり、長時間のWeb会議をしたりして、耳が疲れてしまうことがあると思います。
それらの原因のほとんどは、下記になります。
- イヤーピースが耳に合っていない
- 音楽を長時間、もしくは大音量で聴いている
- カナル型イヤホンを使っている
僕はこれまでカナル型のイヤホンを使っていましたが、耳の痒みや、長時間の使用による痛みに悩まされてきました。
ですが、イヤーピースを変えてみたり、イヤホンをカナル型以外のタイプに変えたりすることで改善できたのです。
本記事では、自分なりに試行錯誤して見つけた、イヤホンによる耳の痛みを防ぐ方法を紹介していきます。
本記事を読んでわかること
- イヤホンで耳が痛くなる理由
- イヤホンによる耳の痛みを軽減する方法
- オススメのイヤーピースとイヤホン
日常的に使う機会が多いワイヤレスイヤホンだからこそ、ストレスなく使いたいと思うはずです。
そんな方に、なるべく耳が痛くならない使い方や、オススメのイヤホンを紹介していくので、是非チェックしてみてください。
ワイヤレスイヤホンを使って耳が痛くなる理由
イヤーピースが耳に合っていない

カナル型イヤホンには先端にイヤーピースというものが着いてあり、これを耳の穴に差し込む形で音楽を聴きます。
しかし、このイヤーピースのサイズと素材によっては耳が痛くなる原因になります。
例えば、硬めの素材のイヤーピースだと圧迫感が強すぎて耳への疲労感を感じやすいと思います。
ワイヤレスイヤホンを買うと付属でイヤーピースが付いてあることが多いですが、そのイヤーピースの素材が自分の耳に合わないことも当然あるでしょう。
サイズに関しても、ピッタリすぎるとイヤホンが密着しすぎて、耳への刺激を与えやすいという原因になってしまいます。
つまりは、イヤーピースの素材とサイズが自分の耳に合っていれば痛みを緩和できるということになります。
長時間&大音量で使いすぎている

イヤホンを着けて音楽を聴いている時間が長かったり、音量が大きすぎたりすると、耳が痛くなりやすいです。
理由としては、内耳にある蝸牛という器官に対して、大音量や長時間で音を聴くと振動が伝わります。
その振動が過度に伝わると耳に負担がかかるということになります。
音楽をしっかり聴くために、ついつい音量を上げてしまうことがありますが、そのせいで耳が痛くなってしまうんですよね。
イヤホンの過度な使用にはそれなりのリスクがあるので、リスクを理解した上で早めに対処した方が自分の耳のためにもなります。
カナル型イヤホンを使っている

そもそもカナル型イヤホンを使うから耳が痛くなってしまいます。
その理由としては下記になります。
- 密閉感がありすぎるが故に、圧迫による疲労感がある
- 耳栓のようにイヤホンを装着するので、音がダイレクトに伝わりやすい
カナル型イヤホンは、音楽を高音質で聴けたり、集中して聴けたりするメリットがあります。
ですが、上記の理由で耳への負担がかかってしまうデメリットもあります。
痛みや痒みを最小限に抑えるためにイヤーピースを変えたり、適切な使用時間と音量で使用すればストレスは感じにくいです。
それでも、カナル型イヤホンの特性上、どうしても圧迫感や密閉感を感じてしまうんですよね。
そのため、どうしてもカナル型のストレスから開放されたい方は、カナル型以外のイヤホンを使うことが耳の痛みを回避する手段になると思います。
耳の痛みを軽減させるための解決法は?
イヤーピースを変える

まずは自分の耳に合うイヤーピースのサイズを探しましょう。
付属のイヤーピースがあれば試してみて、自分の耳にフィットしつつ、圧迫感が感じづらいサイズを選んでみてください。
もしも付属のイヤーピースで合わない場合、サードパーティ製のイヤーピースがオススメです。
僕が使っているイヤーピースだと、下記2つがオススメです。
上記イヤーピースは医療用シリコンを採用しているため、低刺激で低圧迫という特徴があります。
実際使っていると、普通のイヤーピースより耳の痒みや痛みが感じづらくなりましたし、カナル型特有の圧迫感も薄くなったのでかなりオススメなイヤーピースです。
僕は基本的にAZLA SednaEarfit MAXを使っています。
耳の刺激がかなり減るのでオススメです。
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長時間や大音量で音楽を聴くことを控える

大音量&長時間使って耳が痛くなるのは、イヤホンを使う全ての人に起こりやすい現象ですね。
対処としては、単純に音量を下げたり、一定の時間だけ聴くように心がければいいので、今すぐ実践できます。
ただ、上記の原因で耳が痛くなると危険なのが、難聴になるリスクがあるということです。
耳から入った音は、内耳の蝸牛(かぎゅう)という器官にある「有毛細胞」という細胞で振動から電気信号に変換され、脳に伝わることで聞こえるようになります。
ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)について|厚生労働省e-ヘルスネット|小川 郁
しかし、自動車の騒音程度である85dB(デシベル)以上の音を聞く場合、音の大きさと聞いている時間に比例して、有毛細胞が傷つき、壊れてしまいます。有毛細胞が壊れると、音を感じ取りにくくなり、難聴を引き起こします。WHOでは、80dBで1週間当たり40時間以上、98dBで1週間当たり75分以上聞き続けると、難聴の危険があるとしています。
なお、100dB以上の大音響では急に難聴が生じることもあります。
過度な音量や聴きすぎで耳が痛くなるということは、難聴になるリスクが潜んでいるのでため、なおのこと適度な音量と時間で音楽を聴くことが重要になります。
もし外出先や電車で音楽をしっかり聴きたいという人は、ノイズキャンセリング機能付きのワイヤレスイヤホンを使えば周りの音を遮断できるので、音量を必要以上に上げなくても聴けるようになります。
オススメのノイキャン付きワイヤレスイヤホン
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カナル型イヤホンをやめる
ワイヤレスイヤホンにはカナル型以外にも様々な種類があります。
自分が使ってきてオススメだと思うのが下記のタイプです。
- インナーイヤー型イヤホン
- 骨伝導イヤホン
- 耳に引っ掛けるタイプ
上記のイヤホンには共通している特徴として、周りの音を遮断できないというところがあります。
ですが、静かな部屋で使う分には遮音できなくても気になりませんし、むしろ周りの音も聴けるようにしたいという状況で役立ちます。
インナーイヤー型は、カナル型に着いてあるイヤーピースが外れた状態で装着するイメージなので、耳への圧迫感が薄いです。

インナーイヤー型のワイヤレスイヤホンは下記がオススメなのでレビューを参考にしていただけると幸いです。
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骨伝導イヤホンは、耳に入れるのではなく、骨に振動を与えて音を伝えるので、耳への負担はほとんど無いです。

とはいっても、音漏れしやすかったり音質がそこまで良くなかったりするので、装着感や耳への負担を軽くすることを有線する人に向いているイヤホンとなります。

装着感だけでなく、音質も求めるという人だと、僕が使っているOladance ウェラブルステレオがオススメです。

このイヤホンは開放型のイヤホンで、骨伝導のように耳を塞がないタイプです。

音質はスピーカーの音を間近で聴いているような感覚で、ダイナミックなサウンドを楽しめます。
通話にも使えるのでWeb会議が多い人にもオススメできます。

このように、カナル型以外のイヤホンは耳に優しい作りの製品が多いので、検討してみる価値はあると思います。
まとめ
以上がイヤホンによる耳の痛みを防ぐための対処法になります。
紹介した内容は、イヤホンを使うことで生じる痛みや痒みを和らげる方法となるので、完全に防ぐことは難しいです。
それでも、イヤーピースを変えたり、イヤホンを変えたりすることで少しでも耳の痛みのストレスから解放されることは確かです。
特に、本記事で紹介したイヤーピースとイヤホンは、耳の痛みという悩みから開放してくれた商品達なので、是非試してほしいです。
イヤーピースが自分に合うかどうか試してみたい方は、ヨドバシカメラやイヤホン専門店のeイヤホンで試すことが可能なので、気になる方は足を運んでみることをオススメします。
紹介したイヤーピース、イヤホンまとめ
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