- インナーイヤー型のイヤホンって何が良いのか?
- カナル型イヤホンとの違いってなんだろう?
私達が一般的に使うイヤホンはカナル型のモノが多いので、インナーイヤー型というものがどういうものか、使ったことがないという人も多いかと思います。
インナーイヤー型イヤホンは、カナル型のように耳にしっかり装着させるわけではなく、軽くはめ込む感じで装着するので耳への圧迫感も少なく、周りの音も拾いやすくなるという特徴があります。
装着感の違いがカナル型とインナーイヤー型との大きな違いになります
カナル型とインナーイヤー型の違いは多いと思うので、本記事ではインナーイヤー型イヤホンをあまり知らないという方に向けて、インナーイヤー型のメリット・デメリット、カナル型との違いを紹介していきたいと思います。
インナーイヤー型イヤホンを使ってみたい人や、カナル型イヤホンの圧迫感が苦手という方は本記事をきっかけに使っていただけたら嬉しいです。
インナーイヤー型イヤホンのメリット
周りの音が聴こえやすい
インナーイヤー型は耳を密閉せずに装着できるため、周りの音を拾いやすくなります。
カナル型イヤホンは耳栓のように耳の奥まで装着するので周囲の音が聞こえづらくなりますが、インナーイヤー型はイヤーチップ(イヤーピース)が存在しないので開放的に使えます。
周りの音が聞こえやすくなると、ランニングする時などで周囲の音に注意しながら走れるので事故のリスクが減ると思います。
着けていて開放感がある
インナーイヤー型のメリットと言えばイヤホンを装着した時の耳への圧迫感が少ないところです。
カナル型イヤホンを使っていると耳が痛くなるとか、痒くなるという症状を受けたことがある人は多いと思います。
カナル型イヤホンを通勤時に1時間ほど使っていると、耳が痒くなることが多かったです。
カナル型は耳の中までピッタリハマるように装着するため、圧迫感や耳への負担を感じやすくなると思います。
対して、インナーイヤー型は耳甲介という、耳の穴の手前にある部分に引っ掛ける形で装着できるので圧迫感も薄く、耳が疲れにくいように感じます。
カナル型イヤホンを使っていると早々に耳が痛くなりがちですが、インナーイヤー型だと比較的長い時間使っていても疲れにくい印象があるのは装着感の違いもあるでしょう。
装着が簡単
インナーイヤー型イヤホンは耳の耳甲介にイヤホンを引っ掛けて装着するだけなので非常に簡単です。
カナル型だとイヤーピースが耳に合わないということもありますが、インナーイヤー型なら大抵の耳には合いますし、付けるのもスピーディーにできるところがメリットです。
インナーイヤー型イヤホンのデメリット
音漏れしやすい
開放的に使える反面、音が漏れやすいというデメリットがあります。
カナル型イヤホンは密閉されているので音が漏れづらいですが、インナーイヤー型は密閉感がないため音が外に漏れやすいです。
電車など人が集まる場所で使うと音が周りにダダ漏れなので使用する場所に注意する必要があります。
遮音性は皆無
周りの音が聴こえやすいというメリットがありますが、周りの音を拾いやすいというのは場所によっては使いづらいと思います。
例えば電車の中だと走行音がうるさいと思うので、インナーイヤー型で音楽を聴こうとすると騒音も拾ってしまうのでまともに聴こえなくなります。
カナル型だとノイキャンもあったりするので音楽に集中できますが、インナーイヤー型はそういったコンセントで作られていないと思うので遮音性はほとんど無いです。
耳の形によっては外れやすくなる
僕はインナーイヤー型イヤホンを使っていてイヤホンが外れることはほとんどありませんが、人によっては外れやすい耳の形というのもあるようです。
実際、カナル型とは違って装着時のホールド感は薄いと思うので激しい運動をしたら落ちやすいとは思います。
もしインナーイヤー型が耳に合うか不安な方は、家電量販店など試用してみて耳に合うのか確認してみる方がいいでしょう。
カナル型イヤホンのメリット
遮音性の高さ
カナル型イヤホンは耳栓のように着けれるので、周りの音を多少は遮音しつつ音楽を聴けます。
最近のワイヤレスイヤホンはノイズキャンセル機能もあり、周りの音はほぼ聴こえない状態で音楽を聴けるので外出先であろうと音楽に集中できます。
ただ、遮音性が高すぎるので歩道などで使用していると周りの音が聞こえなさすぎて自転車や車に反応できないという危険性もあるので注意です。
しっかり耳に装着できる
カナル型イヤホンはイヤーピースのサイズが選べるので自分に合ったイヤーピースを装着することで耳の穴にフィットした状態で使えます。
そうするとインナーイヤー型とは違って激しい運動をしても外れにくいので安心感がありますね。
イヤーピースは付属のモノ以外にも色んな種類が販売されているので、より自分に合ったサイズのイヤーピースを選んで使うこともできます。
音漏れしにくい
カナル型は耳の穴に差し込む形でイヤホンを装着するので密閉性が高く音が漏れにくいというメリットがあります。
インナーイヤー型だとイヤーピースが無いので密閉性が無く音漏れしやすいですがカナル型なら音漏れはあまり気にする必要はないです。
とは言っても、大音量で音楽を流していたら流石に音は漏れてしまうので適切な音量で聴くことが大事です。
カナル型イヤホンのデメリット
耳への圧迫感が強い
カナル型はイヤホンが耳にフィットしやすい反面、密閉性が高すぎて耳が窮屈に感じたり長時間使っていると疲れやすいというデメリットがあります。
例えばテレワークでWeb会議が長引いたりする時にカナル型イヤホンを着けていると耳が疲れて外したくなります。
インナーイヤー型だと密閉性がないですが耳への圧迫感は少ないので耳には優しいです。
汚れが目立つ
細かいところですが、カナル型イヤホンを使っていると耳垢など汚れの付着が目立つのでこまめに手入れしないといけないのが面倒です。
そうしないと耳が痒くなりやすくなったり衛生的によろしくないのでなるべく清潔感を保っておく方がいいしょう。
場面によって使い分けるのがオススメ
インナーイヤー型とカナル型はそれぞれ特徴が違います。
音質で言えばカナル型イヤホンの方が圧勝ですが、最近のワイヤレスイヤホンのニーズを考えるとカナル型の一強とも言えなくなってます。
例えばテレワークで長時間通話する時や、運動する時にカナル型イヤホンを使っていると密閉感が高すぎて耳に圧迫感を感じて耳が疲れやすくなると思います。
反対に、インナーイヤー型イヤホンは耳の耳甲介という部分に引っ掛けるだけで装着できるので簡単ですし、長いこと着けていても比較的疲れにくいというメリットがあります。
テレワークの通話ならインナーイヤー型のメリットを活かせるのでカナル型を使うより快適です。
遮音性に関してはインナーイヤー型は周りの音が耳に入ってくるので音楽を聴く時の没入感は低いです。
こんな感じでそれぞれメリットとデメリットがあるため、どちらが良いと言うよりはメリットが活かせる場面で使う方がいいという話になります。
カナル型イヤホンが活かせる場面
- 音楽に集中したい時
- 最小限の音漏れで音楽を聴きたい
- ノイキャン機能で集中して作業したい時
インナーイヤー型イヤホンが活かせる場面
- テレワークの通話など長時間使いたい時
- ながら聴きして作業する時
- 外でランニングする時
オススメのインナーイヤー型イヤホン
①EarPods
Appleの有線イヤホンで、値段が安いところが魅力的です。
Lightningケーブル版の他に3.5mmケーブルもあるのでiPhone以外のイヤホンジャックが搭載されているスマホで使えます。
この値段でマイクも付いているので意外と使えます。
値段がとにかく安いのでインナーイヤー型の入門としてオススメです。
②SOUNDPEATS Air 3 Deluxe
完全ワイヤレス型のインナーイヤーイヤホンで、値段の安さと音質の良さが魅力的なイヤホンです。
マイク機能も付いて、バッテリー持ちも良いのでテレワーク用にオススメです。
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③Soundcore Life Note 3S
もう一つテレワーク用でオススメなインナーイヤー型イヤホンがAnkerのワイヤレスイヤホンです。
こちらはSOUNDPEATS AIr 3 Deluxeと似ていますが、バッテリー持ちはこちらの方が上です。
マイク性能が優れているため通話用として使っても問題ないです。
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④JBL TUNE FLEX
TUNE FLEXはインナーイヤー型とカナル型の両方が使えるという画期的なワイヤレスイヤホンです。
カナル型の音質とインナーイヤー型の音質の両方を楽しめますし、ノイキャンや外音取り込みも使えるので多機能です。
インナーイヤー型を使ってみたいけど、カナル型の密閉感も捨てきれない人は両方使えるTUNE FLEXがオススメです。
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まとめ
以上がインナーイヤー型イヤホンの紹介になります。
一見、カナル型イヤホンの方がメリットは多いように見えますが、実際に使ってみるとインナーイヤー型イヤホンの方が役に立つ場面も多いと思います。
僕はテレワークでWeb会議をするときはカナル型よりインナーイヤー型の方が楽ですし、家で軽く音楽を聴きながら作業したい時もインナーイヤー型の方が使いやすいと感じています。
その一方で、集中して音楽を聴きたい時やノイキャンで雑音を消したい時はカナル型を使っているのでどちらのイヤホンにも活かせる場面というのが必ずあります。
もしカナル型イヤホンを使っていて不満を感じたり改善したいと思う部分があれば、インナーイヤー型イヤホンも使って解消できるかどうか試してみてはいかがでしょうか。
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