ワイヤレスイヤホン

【JBL TUNE FLEX レビュー】2WAYで使える画期的なワイヤレスイヤホン

2022年11月10日

カナル型のイヤホンを使っているけど、インナーイヤー型のイヤホンも使ってみたい。
だったら1つのイヤホンで両方のタイプを使えるワイヤレスイヤホンにすればいいのです。

それを実現できるのが、JBLの「TUNE FLEX」です。

JBL TUNE FLEXの特徴

  • インナーイヤー型とカナル型の両方を使い分けられる
  • イヤホン単体で8時間、ケース込みで24時間使えるバッテリー持ち
  • ノイキャン、外音取り込みに対応
  • スケルトンを採用したデザインで、見た目がオシャレ

TUNE FLEXはイヤホンに取り付けるイヤーチップを交換することで、インナーイヤー型からカナル型へ、カナル型からインナーイヤー型に切り替えられます。

例えば、外ではカナル型で周りの音を遮音したいけど、家ではインナーイヤー型で開放的に音楽を聴きたい。
そういうニーズにも、TUNE FLEXなら応えることができるのです。

しかも、インナーイヤー型とカナル型で音質の変化もあるので、1つのワイヤレスイヤホンなのに2つ使っているような気分を味わえるのも魅力だと思います。

そんなTUNE FLEXを購入して実際に使ってみたレビューを紹介していきます。

TUNE FLEXの詳細

製品名JBL TUNE FLEX
重さイヤホン単体:4.8g
ケース:38.6g
防水規格IPX4
バッテリーイヤホン単体8時間、ケース込み24時間(ANCオフ時)
イヤホン単体6時間、ケース込み18時間(ANCオン時)
充電方式USB-C
Bluetoothバージョン5.2
コーデックSBC、AAC
ノイズキャンセリング
外音取り込み
マルチポイント×
ドライバー12mmダイナミックドライバー
アプリ対応
カラーブラック、ホワイト
価格13,200円

ケースの見た目は画像の通り。
スケルトンなデザインで、内部がメカニカルな感じなのがオシャレです。

前面
USB-Cポート

TUNE FLEXはイヤーチップを切り替えることで開放型と密閉型を選べます。
下の画像が開放型の状態です。

イヤーチップは簡単に外せます

そしてカナル型で使うイヤーピースに切り替えることで密閉型として使えます。

イヤーピースは付属品として各サイズ用意されています。
イヤーピースの形が楕円形なので、よく使われる丸いイヤーピースは使えないです。

付属品に関してはUSB-Cケーブルとイヤーピースと取扱説明書のセットになります。

アプリについて

主にできること

  • イヤーチップの設定
  • モード変更
  • イコライザー
  • オーディオモード
  • タッチ操作
  • ボイスウェア

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イヤーチップのサウンド設定

イヤーチップの切り替えをした場合、アプリからサウンド設定を変えることで最適化することができます。
開放型の時はイヤーチップを開く、密閉型の時はシーリングイヤーチップを選びましょう。

ノイズキャンセリング、外音取り込み

ノイズキャンセリングや外音取り込みの切り替えもアプリからできます。
トークスルーは、普通の外音取り込みよりも更に人の声にフォーカスを当てて聞き取れるようにしてくれます。

イコライザー設定

イコライザーは細かく設定できます。
32~125が低音、250~1kが中音、2k~16kが高音です。

スマートオーディオモード

スマートオーディオモードは基本的にONで大丈夫です。
基本はオーディオモードで、動画を見るときはビデオモードにしておくと遅延が減ります。

タッチ操作

タッチ操作の項目ではイヤホン側の操作を変えられるのですが、実際のところ変更できる箇所が少ないです。
左イヤホンのタップ操作を変えられるくらいなので、使いどころはあまりないです。

ボイスウェア

ボイスウェアは、通話をよくする人はONにしておくといいでしょう。
この設定により、通話中の自分の声が自分にも聴こえるようになります。

そうすることで、自分が大きな声で喋りすぎていないか、あるいは小さすぎないか確認しながら喋れるので相手との通話がしやすくなるでしょう。

TUNE FLEXのレビュー

2Wayで使えるため、状況に応じて使い分けれる

冒頭でも触れましたが、TUNE FLEXはカナル型とインナーイヤー型への切り替えができます。

どちらのタイプで使う場合でも装着感が良いですが、インナーイヤー型の方がカナル型特有の圧迫感が薄く、着けていて疲れにくいと思います。
インナーイヤー型だとフィット感が微妙なので、激しい運動をする時はカナル型の方がよさそうです。

両者の違いについて詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

インナーイヤー型イヤホンの良さとは?カナル型との違いも解説

続きを見る

使い分けに関して、自分の場合は下記のような使い方をしています。

  • カナル型で使う時
    →外出先で音楽を聴く時や、ノイキャンで周囲の音を遮断したい時
  • インナーイヤー型で使う時
    →自宅で作業しながら音楽を聴く時や、散歩の時やジムで筋トレする時

上記はカナル型とインナーイヤー型のイヤホンを両方持っていてもできますが、2台持つのが面倒な時はTUNE FLEXを使います。

付属のイヤーチップを持ち歩いておけば、外出時でもカナル型からインナーイヤー型に変えれるので利便性は高いでしょう。

デザインがカッコよく、ケースがオシャレ

デザインの良さもTUNE FLEXの魅力の1つです。

ケースがスケルトンデザインで、サイズもコンパクトなのでスマートさを感じます。

ガジェット感のあるデザインがカッコよくて、所有感も満たせますね。

本体とケースのカラーは白と黒の2種類で、僕は黒を選びました。

黒だとイヤホンに汗とか指紋が少し目立つかも。

白もカッコよさそうなので、カラー選びに悩みますね。

AirPodsみたいな、みんなが使っいるようなワイヤレスイヤホンとは違う、特別感のあるデザインを求める方におすすめです。

インナー型とカナル型の音質はそれなりに違う

それぞれの音質については下記の通りです。

インナーイヤー型

  • 低音:開放型だけど厚みがあり、豊かな低音が響く
  • 中音:他の埋もれることなく、バランスよく聴こえる
  • 高音:クッキリしていて、聴きやすいサウンド

カナル型

  • 低音:密閉型らしい低音の厚みになり、臨場感が上がる
  • 中音:開放型の時よりボーカルが近くで聴こえるような感覚になる
  • 高音:クリアで伸びやかなサウンド

両者を比べてみると、主に低音の違いが顕著に出ていました。

カナル型はインナーイヤー型と違って低音が響きやすいため、かなり低音が強く聴こえます。
対して、インナーイヤー型は開放的な音のため、低音が外へ逃げてしまいます。

それ故に密閉型より低音が響きませんが、それでも開放型のワイヤレスイヤホンとしては響いている方だと思います。

それに、低音が響きすぎない方が作業しながら音楽を聴く時に耳が疲れにくいですし、結果として丁度良いサウンドだと感じました。

カナル型だと低音が強いくらいの印象しかないですが、インナーイヤー型だと程よく低音が鳴って全体のバランスも良いサウンドなので、 音質の良いインナーイヤー型イヤホンが欲しいという人におすすめできます。

通話にも使いやすい

通話は問題ない品質だと思います。

左右のイヤホンに2つずつマイクが着いているため、こちらの音声がクリアに届けられます。

ボイスウェア機能でこちらの声のボリュームが確認できるので、声が小さくて聞こえづらいということも避けれるでしょう。

インナーイヤー型で通話すれば耳も疲れにくいので、長時間のWeb会議とかで役立つと思います。

バッテリー持ちも良いので仕事用に使うのも有りかもしれません。

ノイキャンが微妙すぎる

ノイキャンの精度は、同価格帯のワイヤレスイヤホンと比べても弱いと思います。

アプリでノイキャンのレベルを設定できますが、最大にしてもそこまで効果を実感できませんでした。

電車の走行音とかの強い騒音はめっちゃ聞こえるので、遮音性を期待しない方がよいです。

そうは言っても、ノイキャンOFFよりもONの方が遮音性は上がるのでとりあえずONにしてます。

遮音性はイヤーピースが合わないことも関係する場合もありますが、TUNE FLEXはイヤーピースが特殊なので他社のイヤーピースを使えないため遮音性の改善もできそうにないです。

ちなみにインナーイヤー型でもノイキャンや外音取り込みが使えますが、いずれにしても効果は皆無でした。

これでノイキャンの性能も良ければ完璧でしたね…

イヤーチップの付け替えが面倒かも

使っていくうちにイヤーチップの付け替えが面倒と感じることもありました。

僕は基本的にインナーイヤー型で使っていますが、面倒くさがりな性格なのでカナル型に切り替えることがほとんどないです。

ノイキャン効果が弱いこともあって、カナル型として使うメリットが薄すぎるのも影響あると思います。

両方のタイプを使わないのであれば、2Wayとしての機能が果たせなくなるので勿体無い気もします。

なので、決まった行動の時はカナル型にして、それ以外はインナーイヤー型で使うという使い分けにしてます。

決まった行動といっても、外出する時くらいですが…

どんな人におすすめ?

TUNE FLEXはこんな方におすすめ

  • カナル型とインナーイヤー型を使い分けたい
  • 音質の良いインナーイヤー型を使いたい
  • ながら聴きイヤホンとして使いたい
  • 通話用のイヤホンとして使いたい
  • デザインがカッコいいイヤホンを使いたい

まとめ

メリット

  • インナーイヤー型とカナル型の両方を使える
  • 通話用として使いやすい
  • バッテリー持ちが良い
  • 臨場感があり、迫力のあるサウンドを楽しめる

デメリット

  • ノイキャンの効果が弱すぎる
  • イヤーチップの付け替えが少し面倒
  • ワイヤレス充電できない

TUNE FLEXはカナル型とインナーイヤー型を切り替えられるところが面白いですし、アイデアも素晴らしいと思います。
その分、機能性がもう少し良かったら文句ないワイヤレスイヤホンになっていたでしょう。

ノイキャンとか機能性の部分を重視しないのであれば、カナル型とインナーイヤー型の両方を楽しめる魅力的なイヤホンです。
開放型としての音質が良いので、インナーイヤー型イヤホンが好きという方に使ってみてほしいです。

気になる方は、家電量販店などで視聴してみてください!

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ヤマ

気になったガジェットをレビューしたり、デスク環境を快適にするための情報を発信。月間7万PVほどのガジェットブログ「ガジェフロ」を運営しつつ、Webライターとしても働いています。
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