スマホを買い替える際、AndroidとiPhoneのどちらが良いか悩む人は多いのではないでしょうか。
私もしばらくAndroidを使っていた時期がありましたが、紆余曲折して今はiPhoneに落ち着いてます。
私が今までスマホを使っていて感じた悩みは下記になります。
- iPhoneを使っているけど本当は安いスマホを使いたい
- 安いスマホを買ったは良いけど性能が低すぎて満足できない
- Androidを種類が多すぎてよく分からない
もしかしたら同じ悩みを持つ方はいるかもしれません。たかがスマホですが、今や日常生活に欠かせないアイテムと言えます。
本記事の内容は、そういった方の手助けになれるように記事を作りました。私がこれまでスマホ選びで悩んだ経験をもとに、iPhoneとAndroidの違いをまとめてみました。少しでも興味がある方は、是非チェックしてみてください。
【結論】好みに合わせて買う
結局のところiPhoneとAndroidはどちらも優れているところもあれば劣っている部分もあるので、好みで選ぶのがベストです。とはいえどちらを選ぶか基準が決まっていない人も多いはず。
私が基準を作るとしたら、「デザインや高級感、Apple製品の連携力が魅力と感じるならiPhone」、「多種多様な機種を使ってみたい、あるいは多機能なデバイスを求めるならAndroid」といった選び方になります。
ちなみに過去の私がiPhoneとAndroidを両方とも使っていたとき、下記のような使い分けをしていました。
メインスマホ | iPhone 13 Pro | 連絡やカメラなど日常的に使うならメインスマホ |
サブスマホ | Xpeia 1 Ⅱ | 音楽再生と動画再生などコンテンツ消費ならサブスマホ |
iPhoneをメインで使う理由は全体的に動作が軽かったり、機種変更しても引き継ぎが楽だから。あとデザインが好き。
Xperia 1 IIはiPhoneよりもイヤホン音質が良かったり、動画再生時の画面が大きかったりと、iPhoneで不満に感じる部分を補えるという特徴があります。
Androidだけメインで使っている時期もありましたが、機種変更するたびに使うスマホに悩んだり、次々に新しいスマホが出て目移りしたりと、悩ませる要素が多いです。年に1回ペースで新型が発売されるiPhoneの方が精神的に楽だと気付いたので、Androidはサブとして好きなように使うこととしました。
Androidにハマりだすと海外のスマホにも興味が向いてしまうので物欲が止まらなくなりますね。
もし両方とも使うならどちらをメイン、サブにして役割を分けるかまで決めのが理想的。そのためにはAndroidとiPhoneの特徴を理解する必要があるでしょう。
iPhoneとAndroidの比較表
iPhone | Android | |
---|---|---|
メーカー | Apple | SONY、Google、Samsung等 |
OS | iOS | Android OS |
価格 | 安くて6万円から | 1万~3万円など安いモデルも多数 |
性能 | 基本的に高い | 低価格の端末だと性能は低い |
イヤホンジャック | なし | あり(含まれないモデルもある) |
SDカード | なし | あり(含まれないモデルもある) |
サポートメーカー | オンライン 店舗は複数あり | オンライン 店舗は少ない |
セキュリティ | 高い | メーカーによってさまざま |
電子決済 | Apple Pay | おサイフケータイ |
OSの違い
iPhoneならiOS、AndroidならAndroid OSとして分かれています。
OS(オペレーティングシステム)というものは簡単に言うと、デバイスを操作するための脳みそみたいなものです。例えば何かしらのアプリを起動する時も、OSが働いているから簡単に起動できているわけです。
じゃあそれぞれのOSの違いは何なのか?という話について、大まかに3つの違いがあります。
- OSによるアプリの対応
- 操作の違い
- ゲームのやりやすさ
OSによる対応アプリの違い
OSが違うということは、使えるアプリもiPhoneとAndroidで変わってきます。
例えばAppleデバイスをGPSで「探す」アプリ、iMOVIEなどiOS固有のアプリはAndroidで使えません。(OPPOなどメーカーによっては似たようなアプリを使える場合もあります。)
一方AndroidはGoogleが開発しているアプリを主に扱っており、Google系のアプリはiPhoneでも使えるのでOSの縛りがないです。それにAndroidはブラウザ経由でアプリをインストールすることができるので、アプリに関しての自由度はiPhoneより勝っています。
ただしGoogle Play経由をしないでインストールするアプリはセキュリティ面が不安です。App Storeなら厳しい審査を通って作られたアプリが多いので、セキュリティ面においてはiPhoneの方が安全です。
操作の違い
AndroidからiPhoneに変えて真っ先に気づくことと言えば「戻るボタン」が無いことでしょう。
Androidは画面下にバーが設置されていて、バーにある戻るボタンとホームボタン、タブボタンを押して操作します。iPhoneが直感的なのに対して、Androidは視覚的に操作しやすいといった感じです。
とはいえ一昔前のAndroidなら当然のように使っていた機能ですが、最近の機種はiPhoneみたいなジェスチャー操作が増えているので、馴染みがない人も増えているかもしれません。
iPhoneには最初から戻るボタンはなく、直感的な操作ができる「ジェスチャー操作」を取り入れてます。
画面を左にスワイプすれば前のページに戻ったり、ホームバーを上にスワイプすればホーム画面に戻れたりと、すべての操作を直感的に行えるのが特徴。
最初のうちは操作が分からなくて戸惑うんですが、慣れると本当に快適です。
とはいうもののAndroidでもジェスチャー操作は可能です。iPhoneの方が挙動は滑らかですが、慣れてくると気にならなくなります。ジェスチャー操作になれておけば、AndroidとiPhoneのどちらを乗り換えても困らないでしょう。
ゲームのやりやすさ
よくiOSとAndroidの比較動画でゲーム起動時間を比較されるとき、大抵はiPhoneの方が起動が早いです。大体のゲームはiOS側で最適化されているので、起動時間もあまり待たずにプレイできる上にカクつきもありません。
Androidの場合、機種によってゲームが上手く動かないといった不具合が起きるので、安定性は低いかと。ゲームを優先するならiPhoneの方が使いやすいでしょう。
とはいえAndroidの方がハイスペックだったり排熱性能が高かったりと、ゲームに適した機種もあります。
Androidの良いところ
安くて使いやすいモデルが多い
AndroidはiPhoneに比べて安く端末を購入できるので、とにかく安いスマホが欲しい方にはオススメできます。
例えばXiaomiのRedmi 9Tは1万円台なのにカメラ性能やバッテリー性能が悪くない感じなので、スマホにこだわらない人には丁度良いと言えます。
特にXiaomiのスマホはコスパの高い製品が多いので、安くて性能の良いスマホを紹介してくれと言われたらXiaomiをオススメするでしょう。
iPhoneの場合、SE以外のモデルは基本的に値段が高いので手が出しづらいかと思いますが、Androidであれば1万円台から購入できます。
3万円くらいのAndroidスマホでも日常使いで文句ない性能なので、コスパを求める方にAndroidはオススメです。
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サイズやデザインのバリエーション豊富
Androidはサイズの小さいモデルから大きいモデル、様々なデザインがあり種類豊富です。
iPhoneのサイズ感とデザインが気に入らないという方でも、Androidなら自分に合うものが見つかるかもしれません。それくらい選択肢が多いです。
小さいスマホが好きならZenfone 10や、大きくて軽いスマホが良ければmotorola Edge 40など、用途に合わせて選びやすいでしょう。
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ニーズに応えている製品が多い
今のiPhoneにはSDカードやイヤホンジャックが付いている製品は存在しないので、それらを求める方は必然的にAndroidを選ぶでしょう。
個人的にはあっても無くてもどちらでも良いと思っていますが、Androidの場合はそういったニーズに合わせて作られたスマホが多いイメージです。
例えばカメラ性能に特化したスマホ、ゲームに特化したスマホなど様々な製品があります。
メーカーによって特徴が異なるのはAndroidならではと言えるでしょう。
音楽や映像を楽しみたい
→Xperia
綺麗な液晶画面で写真や映像を見たい
→AQUOS
カメラ性能にこだわりたい
→Galaxy、Xperia、Pixel
ゲームを快適に遊びたい
→Asus、Xiaomi
こういった感じで、メーカーごとに得意分野が異なります。
私の場合は音質を求めてXperia 1 IIを購入したので、何かしらの機能にこだわるならAndroidの方が満足度は高いでしょう。
Androidの悪いところ
機種によって使い勝手が違う
Androidは様々な製品がありますが、同じAndroidでもメーカーによって特徴が全然違います。
XiaomiやSamsungなどメーカー独自のOSを使う機種もあるので、他社のスマホに機種変更した際、操作に慣れるまで時間がかかってしまいます。
他にも物理ボタンの数が違っていたり、カメラの操作が全然違ったりと、戸惑う場面というのが必ず出てきます。
その点、iPhoneは新型に変えても基本的な操作が変わることもないので、誰もが安心して使える設計と言えるでしょう。
サポートが弱い
大手キャリアで購入したスマホはキャリアショップに行けばサポート対応してくれますが、通販のみで販売しているスマホはオンラインでしかサポートしてくれません。
iPhoneの場合、Apple Storeがあるので店舗やオンラインでサポートを受けれて便利です。
Androidはそもそもメーカーの店舗が少なすぎる上に、マイナーな製品だとサポートが充実していない場合もあります。
万全なサポート体制が欲しいという方は、iPhoneの方が安心して使えるでしょう。
逆にトラブルがあっても、自分で調べて対応できるならAndroidでも問題なく使えるはず。
アクセサリーが少ない
AndroidからiPhoneに乗り換えて感動したのがアクセサリーの種類豊富さです。AndroidはSamsungやSONYくらいメジャーな製品ならアクセサリーが多いものの、それでも全体的にアクセサリーが少ない印象。
機種によってはケースすら売っていないこともあるので、基本的に通販で探して購入するしかありません。
オシャレなケースを使いたいと思う方も多いはずなので、そういう意味ではAndroidはiPhoneほどアクセサリーが充実していないのがデメリットです。
iPhoneの良いところ
基本的に動作がサクサク
新型は言わずもがな、数世代前の機種ですら動作がサクサクしています。
廉価版のiPhone SE 第3世代ですらAndroidのハイエンドモデルと張り合えるレベルなので、性能面での心配は必要ないです。
それにジェスチャー操作が滑らかなので、使っていてストレスを感じづらいと思います。アプリの起動が遅いと思ったこともほとんどなく、総じて安定したスペックという印象です。
Apple製品同士の連携が便利
Apple好きの人はiPadやMacBookなど、周辺のデバイスもApple製品で固めている人が多いと思います。なぜApple製品しか使わないのか疑問に思う方もいるかもしれませんが、それには相応のメリットがあるのです。
例えば初期から入っているアプリ(メモ、メール、写真等)は、同じApple IDに紐づけられたiPadやMacbookなら内容が同期されます。
iPhoneで撮った写真も自動的にバックアップされるので、特に操作することなく撮った写真を見れたり、作業内容を引き継げたりと、とても便利。WindowsとAndroidになると手動で操作する必要が出てくるので、Appleデバイスの連携力は唯一無二と言えます。
サポートが手堅い
困ったことがあれば、Apple Storeに行けばほとんど解決できます。さらにApple Storeの店舗数は国内に10店舗ほどあるので、数としては多いのかなと思います。
私は過去に購入したiPadが初期不良で起動しない経験があったのですが、Apple Storeに行って相談したらすぐに新品と交換してくれたので、サポートの信頼度は非常に高いです。
店舗に行かずとも、オンライン上でも電話やチャットで相談できるのでサポート関連は充実しているのがAppleデバイスのメリットです。
iPhoneの悪いところ
とにかく値段が高い
iPhone 15シリーズで一番安いiPhone 15でさえ10万円以上するので、明らかに相場が高いです。
それでも国内のiPhoneシェア率はAndroidより高いようなので、ブランド力の強さを感じられますね。
安いモデルでiPhone SEはありますが、画面が小さかったりバッテリーが少なかったりするので、スペックは大分抑えられています。
やはり値段においてはAndroidの方がコスパの良い製品が多いので、値段を重視するならAndroidを購入した方がいいでしょう。
特にIIJmioという格安SIMを取り扱うサイトでは、Androidのスマホを安く販売しているのでお得に購入できます。
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SDカードに対応していない
最近はクラウドでデータ管理ができるのでそこまで不便ではありませんが、iPhoneで大量の写真を撮影したり音楽を入れたりするとすぐに内部ストレージが無くなるので、こういう時はSDカードが欲しいと思います。
iPhoneで1TBくらい保存できるストレージのモデルはありますが、それだと値段が高すぎて流石にキツイですよね。
クラウドで管理できるのも良いですが、完全なオフライン状態でもストレージを拡張できる手段があるに越したことはないと思うので、SDカードは意外と重要なのかなと思います。
端末数が少ない
iPhoneは通常モデルかProモデルの2択で展開されています。もしくは、シリーズによってはminiかMaxといったサイズ違いのモデルも存在しますが、ユニークな製品が少ない印象です。
Proモデルなら明確にスペックが違いますが、桁違いの価格なので万人向けとは言えないでしょう。
Androidなら自分の求めるものが明確であるほど、それに見合った端末に出会えるくらい機種は豊富です。
折り畳みスマホというユニークな機種があるので目新しさを感じることもできますね。
もしiPhoneの中で指紋認証が使える機種が欲しいとなると、iPhone SEしか選択肢がありません。Androidは指紋認証と顔認証にも対応した製品が主流となっているのに…
とはいえ端末数が少ないおかげで選ぶときに悩みづらくなるので、どれを買うか買わないかの判断がしやすいという側面もあります。
まとめ
Androidに向いている人
- カメラ、音質、ゲーム等の何かしらの機能に特化したスマホが欲しい
- 安くスマホを使いたい
- SDカードを使いたい
iPhoneに向いている人
- とにかく簡単に使いたい
- 品質やサポートを重視する
- Appleデバイスで揃えたい
iPhoneとAndroid、どちらが良いのか悪いのかというよりは、好きな方で選べば後悔は少ないでしょう。
値段を重視するのか、メーカーを重視するのか、人によってこだわるポイントが違うと思います。自分が何にこだわるのかを明確にしておけば、自ずと欲しい機種が見つかるでしょう。
スマホ選びで悩む方は今回紹介したiPhoneとAndroidの違いを参考にしつつ、好みの機種を選んでみてください!