最近、私の中でロープロファイルキーボードが熱いです。Lofree Flowという革命的な打鍵感を持ったキーボードや、Nuphy Air60 V2というハイスペックキーボード。
それぞれ魅力が違えど、良いキーボードであることに変わりありません。しかし、どっちを選ぶか悩む人もいるかもしれない。
そこで、Lofree FlowとAir60 V2を愛用している私が、どっちのキーボードがおすすめか比較してみました。
比較ポイントは「打鍵感、機能性、携帯性、価格」の4つです。
主に打鍵感にこだわって比較しているので、興味のある方はチェックしてみてください!
Lofree FlowとAir60 V2の比較
打鍵感はどちらも素晴らしい
Lofree Flow | NuPhy Air60 V2 | |
キースイッチ | Lofree Phantom Switch | NuPhy Cowberry Switch |
キーキャップ | Double Shot PBT | Double Shot PBT |
打鍵音の比較はこちら
打鍵音で比較するなら、Air60 V2は「カチャカチャ」、Flowは「コトコト」といった感じ。
Flowはガスケットマウントという吸音素材と、Lofree Phantom Switchにより独特な打鍵感を味わえます。薄型なのに通常キーボードと同じくらいの押し心地というところが凄い。
ただ、Lofree Phantom Switchは確かな押し心地を得られるものの、地味に重たいんです。Lofree Flowで他にも使えるキースイッチとして「Lofree Ghost」というリニアスイッチもありますが、こちらも打鍵感が重たかったです。
一方、Air60 V2の打鍵音はFlowより若干目立つ感じ。うるさくはありませんが、カフェで使うのは少し気が引けるレベルです。とはいえ、打鍵感はFlowより軽快。
Air60 V2で使っているCowberry Switchはリニアスイッチなので、軽いキータッチでタイピングできます。従来の赤軸とは違い、軽さの中に確かな押し心地もあって、絶妙な打鍵感です。
Air60 V2なら、長文を打つときでも指が疲れにくいので快適です。
Cowberry Switch以外にも6種類のキースイッチが使えるので、自分好みの打鍵感を探しやすいのが強み。
まとめるとこんな感じです。
Lofree Flowの打鍵感
- しっかりとした打鍵感でタイピングできる
- 底打ち音が目立ちづらく、全体的に静かな打鍵音
NuPhy Air60 V2の打鍵感
- 早打ちしやすい軽快な打鍵感
- 様々なキースイッチを使える
それぞれの打鍵音をもっと聞き比べたい方は、実際にタイピングしている動画を参考にしてください。
機能性はAir60 V2の方が優秀
Lofree Flow | NuPhy Air60 V2 | |
ホットスワップ | 対応 | 対応 |
対応キースイッチ | Lofree専用スイッチのみ対応 | Gateron Low-profile |
キーマッピング(VIA) | 非対応 | 対応 |
ペアリング可能台数 | 最大3台 | 最大3台 |
有線接続 | Type-C接続 | Type-C接続 |
バックライト | Whiteライト(側面にRGBライト搭載) | RGBライト |
バッテリー | 最大40時間 | 最大150時間 |
フレーム素材 | アルミニウムフレーム | アルミニウムフレーム |
対応OS | Windows 、Mac | Windows 、Mac |
システム切り替え | Fn+Nキーで可能 | 物理ボタンで切り替え可能 |
角度調整 | 非対応 | 対応 |
配列 | US配列 | US配列 |
結論から言うと、機能性は圧倒的にAir60 V2の勝ちです。
Air60 V2はVIAに対応しており、キーの配置を自由に変更できます。例えば、英語配列は日本語と英語の切り替えが面倒ですが、VIAで設定すればワンボタンで実行可能。
また、キースイッチはNuPhyオリジナルのキースイッチだけで7種類もあるので、様々な打鍵感を楽しめます。
Flowもホットスワップ対応でキースイッチを交換できますが、実質3種類しか交換できません。なぜなら、Lofree専用のキースイッチにしか対応していないから。専用キースイッチは「Ghost、Phantom、Wisteria」だけです。
あと、Air60 V2はMacbookの上に置いても使いやすい工夫が施されています。背面にある「AirFeet」という素材のおかげでMacbookのキーボードと干渉せず、誤入力を防げます。
仕事で使うPCがMacbook Pro 16インチなので、尊師スタイル(キーボードの上にキーボードを置くスタイル)で作業したいとき、「地味にありがたい」と思っています。
言ってしまえばLofree Flowは打鍵感が素晴らしいですが、汎用性は低いです。仕事で使うならAir60 V2の方がおすすめ。
携帯性はAir60 V2の勝ち
Lofree Flow | NuPhy Air60 V2 | |
重量 | 316mm × 126mm × 24.5mm | 297.3 mm x 107.2 mm x 13.5 mm |
サイズ | 568g | 463g |
Air60 V2はファンクションキーやPgupやPgdnキーが存在しないため、かなりコンパクトです。レイアウトがスッキリとしていて、キースイッチの数も少ないおかげで重量も少ない。
Lofree Flowも持ち運びやすいサイズですが、Air60 V2より重たいので携帯性は劣ります。
価格はLofree Flowの方が安い
Lofree Flow | NuPhy Air60 V2 | |
価格 | 24,630円 | 27,280円 |
購入サイト | 公式サイト、Amazon | 公式サイト、ヨドバシカメラ |
どちらも2万円台ですが、Air60 V2の方が若干高いです。Lofree FlowはAmazonでセールされるという前例もあったので、安く手に入りやすいのがメリット。
価格だけならLofree Flowはおすすめですが、機能性という観点でも見るならAir60 V2もコスパが高い。
どっちがおすすめ?
総合的に見たらAir60 V2がおすすめ
対応キースイッチの種類が豊富だったり、VIA対応でカスタマイズ性が高かったり、Air60 V2の方が総合的に見て優秀です。
今回紹介したAir60 V2はテンキーもファンクションキーもありませんが、ファンクションキーが付いているAir75 V2、テンキーが付いているAir96 V2といったモデルもあります。
自身の作業環境に合わせてモデルを選べるのが魅力なので、どんな人でも使いやすいキーボードだと思います。
Lofree Flowは心地良いタイピングが魅力
Lofree Flowは機能性が劣っていますが、既存のロープロファイルキーボードにはない打鍵感が魅力です。なにせ、ガスケットマウントや独自キースイッチという要素はLofreeのキーボードにしかありません(今のところ)。
「ロープロファイルはカチャカチャ感が嫌なんだよなあ」と思っている方にこそ試してほしい。革命的な打鍵感のキーボードです。
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