モニターライトって何に使うの?
使う意味はあるのか?
モニターライトは便利だと言われますが、いまいち効果がよく分からないという人も多いはず。
モニターライトはそこそこの値段がするので、購入するか悩みますよね。
ですが、実際にモニターライトを使っている身からすると、使わないメリットより使うメリットの方が大きいです。
なぜなら、モニターライトには下記の効果があるからです。
たったこれだけの効果ですが、デスクワークにおいて重要なことだと思っています。そこで、本記事ではモニターライトを使った方がいい理由や具体的な効果を紹介していきます。
モニターライトの導入に悩む方は参考にしていただけると幸いです。
なぜモニターライトを使うのか?
眼精疲労を防げる
モニターライトを使わないと眼精疲労になりやすいというデメリットがあります。眼精疲労によって肩こりや頭痛、睡眠にも影響が出てしまうので、健康には良くないでしょう。
一般的に、眼精疲労が起きやすい原因は、スマホやPCを長時間見ている場合が多いです。ただスマホやPCを見る時間を減らせば眼精疲労の防止になりますが、それ以外にも気をつけることがあります。
そもそも目が疲れやすい理由は、作業環境の明るさが足りていないからです。
実は、快適に仕事をするために必要な明るさの数値を記したガイドラインがあります。
厚生労働省が定める事務所則第10条に基準が記載されてあり、一般的な事務作業には300ルクス以上が必要とされています。
300ルクスがどれくらいかというと、リビングで読書ができるくらいの明るさですね。それ以下の明るさでも文字が読めないことはないですが、明らかに目が疲れるレベルの明るさということになります。
つまり、最低限で必要な明るさとして、300ルクスがあれば疲れ目の防止に繋がるのです。
とはいえ、日々の生活で部屋の明るさの量がどれくらいあるか、確認する人は少ないでしょう。そんなとき、モニターライトを使えば何も意識せずとも明るさを確保できます。
適切な明るさで作業ができる
適切な明るさを出すための簡単な施策としては、IKEAなどで売られているデスクライトよりも、通販で買えるモニターライトを使うのが一番簡単です。
例えば、BenQのScreenBarを使うだけで、500ルクスという基準値以上の明るさを簡単に作ることができます。前述したとおり、事務作業に必要な明るさは300ルクスです。ですが、300ルクスというのは最低限の明るさになります。
500ルクスという数値は、米国規格基準(The American National Standard Practice for Office Lighting)で推奨されている明るさになります。
モニターライトを使えば500ルクス以上の明るさを手軽に出せるので、実際に使ってみると違いを感じられるでしょう。
読書するとき、手元が暗いと文字が見えやすいし目が疲れます。そんな問題もモニターライトを使うだけで解決できのは大きなメリットではないでしょうか。
ライトの光でリラックスできる
実は照明の光の色によって心理的効果を得られることができます。例えば、蛍光灯のような青っぽい色だと集中力が上がったり、電球色のような赤っぽい色だとリラックス効果が得られます。
日が暮れてからカフェなどオシャレな雰囲気のお店に入ると自然と落ち着ける空間になっていると思いますが、あれは照明の光が暖色だからです。
このように、照明の色温度によって起きる心理効果をクルーゾフ効果といいます。
クルーゾフ効果について知りたい
寒色だとルクスが高ければ爽やかな印象を受け、暖色だとルクスが低ければ穏やかな印象を受けます。読書やPC作業をする時は基本的に明るい寒色の方が見やすいし集中力が上がりやすいです。
反対に、リラックスしたい時や寝る前は暗めの暖色の方が効果的ということですね。これらの色温度の使い分けもモニターライトを使うことで実現できるので、目の疲れを防ぐ以外にも効果が得られるのです。
モニターライトを使うデメリット
Webカメラを設置しづらくなる
モニターライトはモニター上部に引っ掛ける形で設置するので、必然的にスペースを取ってしまいます。モニター上部に設置するアイテムとして多いのはWebカメラだと思います。
モニターライトを設置してしまうと、Webカメラを同じ位置に設置するのが難しくなるので、テレワークをしている人からしたら困りますよね。
ですが、後ほど紹介するBenQ ScreenBar Haloだと、モニターライトの上にWebカメラを置けるデザインになっています。
このように、Webカメラが置けない問題への対策をしたモニターライトもあります。ただ、Webカメラを使う気がないという人ならどのモニターライトでも使いやすいでしょう。
USBポートが必要になる
モニターライトを起動させるにはUSBポートからの電力が必要です。もしモニター側にUSBポートがあれば電力をもらえますが、ない場合は充電器から供給させてもらう必要があります。
モニターライトによってUSBの規格が違うかもしれませんが、ScreenBarシリーズだとUSB-Aに繋いで使用します。
モニターライト用のUSBポートを確保するのは面倒ですよね。
その対策として、私の場合はAnker637という充電器を使って電力供給しています。
この充電器はUSB-AとUSB-Cポートがそれぞれ2つあり、卓上でも使いやすいデザインなのでおすすめ。
合わせて読みたい
-
【anker 637レビュー】これ1つあれば複数の充電器を持たなくてもOK
続きを見る
おすすめのモニターライト
BenQ ScreenBar Plus
照度 | 中央照度930ルクス |
照明範囲 | 60cm x 30cm |
電源入力 | 5V,1A |
消費電力 | 5W (最大) |
電源 | USB-A |
寸法 | 高さ45cm x 幅9cm x 奥行9.2cm |
重量 | 680g |
USBケーブルの長さ | 1.5m |
適用モニターの厚さ | 1.01cm - 3.05cm |
ScreenBar Plusはリモコンで明るさや色温度の操作ができるモニターライトです。リモコンといっても、ライト本体のUSBポートに繋げないといけないので多少の煩わしさはあります。
設置したときの状態はこんな感じです。
ScreenBar Plusの良いところはリモコン操作が簡単なのと、色温度の調整もできるところです。
他にも、調光センサーで部屋の明るさを検知して、自動で適切な明るさを出す機能があります。ScreenBar Plusは後述するScreenBar Haloよりも値段が安いので、とりあえずモニターライトを使いたい人にオススメです。
合わせて読みたい
-
【BenQ ScreenBar Plusレビュー】使うだけで目の負担を減らすデスクライト
続きを見る
BenQ ScreenBar Halo
照度 | 中央照度800ルクス |
照明範囲 | 63cm x 40cm |
電源入力 | 5V,1.3A |
消費電力 | 6.5W (最大) |
電源 | ライト本体:USB-A リモコン:mAAA電池 |
寸法 | ライト本体:高さ50cm x 幅9.5cm x 奥行9.7cm リモコン:高さ7.4cm x 幅7.4cm x 奥行3.8cm |
重量 | 800g |
USBケーブルの長さ | 1.5m |
適用モニターの厚さ | フラット:0.71cm - 5.99cm 曲面:0.71cm - 4.19cm |
ScreenBar HaloはScreenBar Plusより値段が高いですが、リモコンがワイヤレス式になっていたり湾曲モニターに対応したり、機能性が高い。
リモコンがタッチ式なので、個人的にはScreenBar Plusのリモコンの方が使いやすかったです。とはいえ、ケーブルの煩わしさがないところは大きなメリットです。
さらに、ScreenBar Haloには背面照明という珍しい機能があります。
これを使うことが目の疲れに繋がるか微妙なところですが、少なくともデスクの雰囲気を変えられることができます。あと、ScreenBar HaloならWebカメラが置きやすいところも強みです。
合わせて読みたい
-
【BenQ ScreenBar Halo】ScreenBar Plusと比較しつつレビュー
続きを見る
視力を大事にしたいならモニターライトを使おう
改めてモニターライトの効果を振り返ってみましょう。
モニターライトを使うだけで適切な明るさで作業できるだけでなく、光の色によって心理的効果も得られるのは便利ですね。
日頃からモニターを使って作業している人は今すぐモニターライトを使ってもいいくらい、効果を感じられるガジェットと言えます。
もうモニターライト無しでは作業できません…
ぜひモニターライトを使って快適な作業をしてみてください。
関連記事
-
【BenQ ScreenBar Plusレビュー】使うだけで目の負担を減らすデスクライト
続きを見る
-
【BenQ ScreenBar Halo】ScreenBar Plusと比較しつつレビュー
続きを見る
-
【anker 637レビュー】これ1つあれば複数の充電器を持たなくてもOK
続きを見る