ワイヤレスイヤホンを着けていると耳が疲れてストレスな方は多いのではないでしょうか。そんな方でも快適に装着できるワイヤレスイヤホンがJabra Elite 7 Proです。
Jabra Elite 7 Proのマイク性能は騒音を掻き消して自分の声を相手に届けやすくしてくれます。 実際に自分の声をカフェで録音してみましたが、小声でも聴き取りやすかったです。
もし外出先や騒音がある場所で通話する用のワイヤレスイヤホンが欲しい人は、Jabra Elite 7 Proをチェックしてみてください。
Jabra Elite 7 Proの詳細
Bluetoothコーデック | AAC,SBC |
最大再生時間 | イヤホン単体:最大8時間 ケース込み:最大30時間 |
防水性能 | IP57 |
ノイズキャンセリング | ◯ |
外音取り込み | ◯ |
重さ | イヤホン:5.4g ケース44g |
充電ポート | USB-C |
ワイヤレス充電 | ◯ |
マルチポイント | ◯ |
付属品はUSBケーブルとイヤーピースが各サイズ付いてます。
ケースはコンパクトなサイズでポケットに入りやすいですね。
ワイヤレス充電も可能なのがGoodです。
イヤホン本体はミニマルなサイズで耳にフィットしやすそうな形状をしています。
イヤホンの形状が特殊なようなので、付属のイヤーピース以外は使えないようです。
アプリについて
アプリでは以下の設定ができます。
- ファームウェアのアップデート
- 音声アシスタント設定
- ヘッドセットを探す
- イヤホンの操作設定
- イコライザー
- サウンドモード変更
- サウンドスケープ機能
Elite 7 Proのアプリは設定項目が多くあり、かなり細かく設定できるように感じました。
例えば音声検出のON/OFFやヘッドセットのガイド音声をOFFにもできます。
片耳にした時に音楽を一時停止するかどうか決めたり、外音取り込み時の挙動も変えられます。
通話時の操作も変えられ、自動ミュート機能があったり側音で自分の声も聞こえたり、声量の確認もできたりして通話設定が細かい印象です。
バッテリー節約のモードもあって、イヤホンの電源をつけっぱなしでも設定した時間が経てばスリープモードになってくれます。
イヤホンを探す機能もあり、無くした時に役立ちますね。
音声アシスタントではAlexaとGoogleアシスタントも使えます。
イコライザーは低音、中音、高音の3項目が表示されていて分かりやすいと思いました。
ノイキャンと外音取り込みの切り替えができ、ノイキャンの強度も変えられます。
サウンドスケープは、ノイズや環境音をアプリから再生できる機能です。
集中して作業したい時やリラックスしたい時に使うとよいでしょう。
Oladanceと通話性能を比較してみた
Jabra Elite 7 Proのマイク性能がどれだけ使えるのか、僕が通話用として使っているOladanceと比較してみました。
結論としては、家ならOladance、外ならJabra Elite 7 Proという使い分けが理想だと思いました。自宅だと静かな環境なので、騒音がある状況で比較します。
まずOladanceは騒音をカットできるのでこちらの声が相手に聴こえやすいと思いました。ただ、自分の声量を調整しづらいのと、イヤホン自体が開放型なので環境音を広いすぎて相手の音声が聴こえにくいと思います。
対してElite 7 Proは騒音を掻き消すのは勿論のこと、自分の音声も聴こえるので声量の調整がしやすく、クリアな音声だと思いました。
加えてノイズキャンセリングがあるので、こちらの方がより通話に集中できるでしょう。
ただ、自宅のような静かな環境であればどちらも通話性能に差を感じにくいため、装着感を優先してOladanceを使います。
通話する環境が騒がしかったり、集中しづらい環境だとElite 7 Proが活躍すると思いました。
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Jabra Elite 7 Proのレビュー
通話性能の高さだけでニーズを満たしてくれる
Jabra Elite 7 Proはマルチセンサーボイスが搭載されているため、通話用のワイヤレスイヤホンが欲しい人にとって十分な機能が備わっています。
Jabra マルチセンサーボイス™ には4つの高機能マイク、両方のイヤホンに1つずつ備わった高性能音声認識 (VPU) センサーが備わり、日常の通話品質を根本的に改善します。
https://www.jabra.jp/bluetooth-headsets/jabra-elite-7-pro
強風時には、VPU センサーの骨伝導テクノロジーが自動的に起動し、顎の振動から伝達される音声を捉え、Jabra独自の高度なアルゴリズムで風切り音や障害となるノイズを検出し除去するため、文字通りどこにいても最高にクリアな通話体験が実現します。
つまりは騒音のある場所でもクリアな音声を届けられるということです。
これらの機能は静かな場所では実感しづらいですが、それでも基本的な通話性能は高いと思います。
イヤホンのマイク部分に関しては、装着した時にJabraのロゴが写真のような傾きだとマイク部分が隠れなくなるので集音しやすくなります。
イヤーピースは付属品を試してみて、自分に合うサイズを選んでください。 サイズが合うかどうかはアプリからも確認できます。
音質はフラット寄り
低音:やや控えめかと思ったが、よく聞くとしっかり響きを感じる
中音:ハッキリとしているボーカルなので、ボーカルメインで聴きたい人に合う
高音:かなりクリアで、刺さりを感じない聴きやすいサウンド
一言で言うならクリアで聴き疲れしにくいスッキリとしたサウンドです。私は女性ボーカルをよく聴くので、中音の明瞭さと高音の抜け感が伝わってきて、結構好きなサウンドです。
通話用イヤホンとしてだけでなく、音質面でも十分オススメできますね。
作業時はジャズとかも聴きますが、低音が豊かに感じられて聴き心地が良かったです。かなりバランスの良いサウンドなので、フラット寄りなサウンドが好きな方にオススメです。
ノイキャンと外音取り込みの性能は悪くない感じ
ノイキャン性能は元々の価格を考えると物足りないかもしれませんが、1万円台の価格帯のワイヤレスイヤホンよりは優れているという印象です。
カフェでもそれなりに集中して作業はできます。外音取り込みに関しては自然な音で、使いやすいと感じました。
ただ、コンビニとかで店員と会話する時に自分含め相手の声が聴こえづらい気がしたので、音声フォーカス機能とかあったら良かったなと思います。
長時間着けていると耳が痛くなる
しばらく着けていて、1時間くらいを超えた辺りから徐々に耳に痛みを感じてきました。フィット感が良いのに耳が痛くなるのはおかしいと思いましたが、装着の仕方が悪い場合もあるでしょう。
写真のように装着できていれば自分の耳にとっては理想的ですが、少し位置を変えて装着してしまうとイヤホンがダイレクトに当たってしまい、これだと痛くなりますね。
そうは言っても、イヤホンの形状と自分の耳の形状が合わない場合もあるので、そうなると長時間の使用は難しくなります。
もしJabra Elite 7 Proの購入を検討している方は、一度試聴してみてイヤホンが自分に合うか確認してみてください。
物理ボタンが意外と使いやすい
従来のタッチパネル式だと触れただけで操作できますが、Elite 7 Proは物理ボタンを押し込むことで操作ができます。
タッチセンサーだと誤動作を起こすことが多少はあるのですが、物理ボタンならしっかり操作できて使いやすいと思いました。
ただ、押し込みすぎると耳への刺激に繋がるので、軽く押し込む程度を意識した方がよさそうです。
よく使う操作をまとめました。
曲送り | 右のイヤホンを2回押す |
曲戻し | 右のイヤホンを3回押す |
ミュート/ミュート解除 | 通話中にどちらかのイヤホンを1回押す |
モードの切り替え | 左のイヤホンを1回押す |
音声アシスタント | 左のイヤホンを2回押す |
ケースの蓋が開けづらい
細かいところなんですが、ケースが開けづらいです。
そもそもどっちが開く側なのか分からなくなりますし、ケースがスベスベなのも相まって開けづらいですね。
対策としては保護ケースを着けると良さそうですが、良さげなケースが見つかっていないです。
マルチポイントでスムーズにデバイスを切り替えできる
発売当初はマルチポイントに対応していなかったようですが、アップデートで使えるようになったみたいです。
実際に使ってみて分かったのがかなりスムーズに切り替えられるということです。
スマホとタブレットの2台でマルチペアリングした状態で交互にYoutubeを再生してみましたが、1秒かからないレベルで切り替えできていたと思います。
それくらい快適なマルチポイントなので、これらを求める人にオススメです。
どんな人にオススメ?
Jabra Elite 7 Pro はこんな方におすすめ
- 外でも快適に通話したい
- テレワークの通話用イヤホンが欲しい
- マルチポイントをスムーズに使いたい
- バランスの良いサウンドを楽しみたい
まとめ
音質評価
高音:
中音:
低音:
音場:[star3.5]
装着感:
遮音性:
通話用として購入したワイヤレスイヤホンですが、思いの外に音質も良く、機能性も優れていました。
コスパの高い製品なので、機能性を求める方にもおすすめできるワイヤレスイヤホンです。
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