在宅でメカニカルキーボードを使ってみたいけど、どんなキーボードが良いのか悩む方もいるでしょう。そんな方にオススメなのが「Keychron K8」。
Keychronシリーズはキーボード界隈で人気のメカニカルキーボードで、私が一番好きなキーボードメーカーです。
Keychronはキースイッチを自由に選べて取り替えることもできるので、初心者でもカスタマイズしやすいところが魅力ですね。自分好みの打鍵感にすることができれば、タイピングが快適になります。
しかも、Keychron K8は日本語配列にも対応しているので、US配列が不慣れな方にとってありがたい。
メカニカルキーボードが気になる方や、Keychronに興味のある方はぜひ本記事を参考にしてください。

Keychron K8(日本語配列)の特徴
製品名 | Keychron K8 |
配列 | JIS(日本語) |
テンキー | なし |
キー数 | 91 |
キースタンド | あり |
接続方式 | 有線接続+Bluetooth |
バッテリー | 4000mAh |
バッテリー持ち | 最大240時間使用可能(バックライトなしの場合) |
対応OS | Windows/Mac |
接続台数 | 最大3台 |
バックライト | RGBライト/White LED |
軸の種類 | 赤軸/青軸/茶軸 |
購入場所 | Keychron公式サイト、家電量販店など |
Keychron K8の日本語配列と英語配列の違いはキーキャップの数が僅かに違うくらいで、他のスペックは同じです。
キースイッチはRed(赤軸)、Brown(茶軸)、Blue(青軸)の3種類。
有線と無線接続ができて、WindowsとMac両方に対応、ペアリング最大3台可能、バッテリー4000mAhというスペックです。
ホットスワップの有無やRGBバックライトの有無で値段が変わるので、少しややこしいところですね。
- キースイッチをカスタマイズする気がない方はホットスワップ非対応
- キーボードが光らなくても良い方はWhite LEDモデル
迷ったら上記のような判断基準で選ぶのがおすすめ。
ホットスワップや軸について
Keychronの商品ページを見ていると「ホットスワップ」や「赤軸/青軸/茶軸」など見慣れないワードが出ていて何のことだかよく分からないと思いますよね。
私も最初は理解できていなかったのですが、使っていくうちに分かってきました。
簡単に言うとこんな感じです。
ホットスワップ対応なら付属の工具を使えば簡単にキースイッチが交換できますが、非対応だと工具で外せないという違いがあります。
軸(キースイッチ)というのは、キーの一つ一つに付いてあるスイッチのことです。それぞれ特徴が違うので、自分が求めるものに合わせて選びましょう。
メカニカルキーボードやキースイッチについて詳しく知りたい方は下記の記事がオススメです。
-
メカニカルキーボードは仕事で役立つのか解説!オフィスにおすすめの製品も紹介
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Keychron K8の外観
パッケージから見ていきます。写真だとUS配列のイラストですが、中身はちゃんとJIS配列なので安心してください。

Mac用の配列になっていますが、付属のキーキャップと付け替えてWindows用の配列にすることも可能です。

付属品はUSBCableとWin配列のキーキャップとキーキャップとキースイッチを取り外す道具が入ってあります。


側面にUSBを接続するポートがあります。真ん中のスイッチはWindowsを使うなら左、Macを使うなら左にスライドさせておかないと正しくキーが反応しないので注意してください。
右のスイッチは右側なら有線接続、左なら無線接続、真ん中は電源OFFというモードの切り替えになります。

キーキャップを変えてみた
Keychronはホットスワップ対応の有無に関わらずキーキャップが交換できる仕様です。
とりあえず何かしら交換したいのでCORSAIRのキーキャップに交換しようとしたのですが、スペースキーのサイズが合わないというアクシデントが起きてしまいました。
JIS配列用だから購入しましたが、Keychronの配列には対応していなかったようです。
なので、FILCOのキーキャップに変えてみたら見事にピッタリとハマりました。

ですが、見た目が少し面白くないと思ったので、CORSAIRのキーキャップも混ぜて最終的にこうなりました。

どうやらJIS配列だとサードパーティ製のキーキャップが少ないらしく、好きなキーキャップを見つけづらい状況です。とはいえFILCOとCORSAIRのキーキャップを組み合わせたらカッコよくなったので満足。


▼使用したキーキャップです。



Keychron K8の打鍵音
Gateron赤軸モデルを購入したので赤軸の打鍵音になります。
キーキャップを替える前と替えた後の打鍵音をそれぞれ紹介しておきます。キーキャップを替えた後に静音リングも付けたので、音の大きさも変わっていると思います。
▼キーキャップ替える前の打鍵音
▼キーキャップ替えて静音リングも付けた後の打鍵音
使用しているキーキャップはCORSAIRとFILCOです。

Keychron K2と比較

K8よりも前に所持していたKeychron K2と比較してみます。K2は茶軸モデルです。
茶軸はカチャカチャ感のある打鍵音と、程よいキーの重さが自分には合っているように感じました。
赤軸だとキーが軽く感じるので、茶軸の方が好きですね。
Keychron K2(茶軸)の打鍵音を動画にしてみたので参考にどうぞ。
打鍵音は赤軸よりうるさいですが、キーの重みが赤軸より重いのでしっかり打鍵している感じがします。
見た目に関してですが、Keychron K2はかなりコンパクトだと思います。
ですが、K8に比べてキーの感覚が狭いですし、エンターキーの右側のキーが地味に邪魔と感じるときはあります。

その点、K8はK2より幅を取るサイズ感のものの、キー同士が邪魔しにくい配置になっているので非常に使いやすいです。
持ち歩くならK2ですが、家でしか使わないならK8が向いています。

Macで使う際の注意点
Macで使おうとしたら日本語変換と英字変換キーを押しても変換できないという問題が起きました。
調べて分かったのですが、どうやらkeychron K8の日本語配列モデルのバージョンが低いと起きる不具合のようです。下記記事を参考にバージョンアップしたら無事に変換できました。
もしKeychron K8のJISモデルをMacで使おうとして不具合があった場合は参考にしてください。
[blogcard url="https://iwatti.com/keychronk8jis-farmware-versionup/"]
Keychron K8を使った感想
テンキーレスモデルとして丁度良いサイズ

Keychron K2よりサイズは大きいですが、テンキーが無い分、デスクが狭くても置きやすいサイズです。十字キーが独立しているので、他のキーと間違えて押す確率は少ないです。
K8を買ったのはテレワーク用で使うキーボードという用途でした。持ち歩く気はありませんし、テンキーも必要ない自分にとってKeychron K8のデザインはピッタリですね。
JIS(日本語)配列でも使いやすい

Keychronを使う人はUS配列好きの人が多いイメージですが、US配列とJIS配列の両方を使ってみた身としてはどちらの配列でも使いやすいと思いました。
JISだとエンターキーがデカイ、USよりキー数が増えるというところがデメリットに見えるかもしれませんが、使ってみるとそこまで気にならないです。
むしろ、特にこだわりがない人であれば大半の人はJIS配列を経験しているはずなので、そのままJIS配列を使ってしまう方がやりやすいと思います。
それでもUS配列を購入したい場合、Keychron公式サイトから購入するのが定番です。とはいえ、海外サイトなので個人情報を英語で入力しないといけないし、届くのも時間がかかります。
そこでオススメなのが「SUPER COPEK」という国内のECサイトです。SUPER COPEKはKeychronの日本語配列と英語配列を取り扱っていて、キースイッチとキーキャップの販売もしています。
もしくは、JIS配列ならビックカメラやヨドバシカメラなど有名な家電量販店にも販売しているので、実際に触れることもできます。
Keychronを試してみたい方は、まずは家電量販店に行ってみるのもオススメですね。
Bluetooth接続と有線接続のどちらでも使える
Bluetooth接続だと最大3台までデバイスを登録できて切り替えも簡単にできるので便利です。
ただ、PCによってはBluetoothの不具合や接続が悪い状態になるときもあるかしれません。そういう時に有線接続もできると助かります。
有線を使って困ることはほとんど無いですし、ケーブルが邪魔なことくらいしかデメリットはないと思っています。
タイピングが楽しくなる
今までLogicoolのMX Keys miniのような多機能なキーボードをテレワーク用に使っていましたが、ペチペチ感のある打鍵感があまり好きじゃないということでKeychron K8に変えました。
結果として、作業中のタイピングが楽しくなりました。なによりバックライトが派手なのも面白いですし、キースイッチを交換して自分好みの打鍵音にできるのが魅力的ですね。
テレワークなら作業環境を自由にできるので、自分の好きなキーボードを使えた方が楽しいです。少しでも作業環境に変化を加えたい方は、Keychronのようなメカニカルキーボードを使ってみるのもおすすめ。
カスタマイズしやすいので使っていて飽きない

Keychronの良いところはキーキャップとキースイッチの交換ができるところです。
私は飽きっぽい性格なのでキーボードやマウスを色々と変えてみたくなるのですが、Keychronはキーキャップとキースイッチを好きなだけ変えれるので楽しいです。
例えば赤軸に飽きたら茶軸に変えてみたり、好きなデザインのキーキャップを見つけたので変えてみるとか、その時々の気分でカスタマイズしやすいです。
カスタマイズに興味がない場合、あまりKeychronを使う旨味がないと思うかもしれません。
それでも、単純にキーボードとしての使いやすさは感じられますし、普通のキーボードに飽きてきたという人にとってオススメできます。

キーの高さが人によって合わないかも

Keychronはキーの高さがあるので、Magic KeyboardとかMX Keys miniのようなキーが浅いキーボードを使ってきた人は使いづらいと感じるかもしれません。

実際、正確に素早くタイピングしたいなら浅いキーのキーボードの方がやりやすいというのは今まで使ってきて感じたことはあります。
ですが、それは人の好みによるとしか言えないので使ってみないと分かりません。KeychronにもK3のようなキーが浅いモデルもあるので、そちらを使ってみるのも有りですね。
まとめ

Keychron K8は、私をキーボード好きに目覚めさせるきっかけとなったキーボードです。
カスタマイズできることはそれだけで楽しいので、カスタマイズ好きの人にオススメできます。
キーボードに興味を持ち始めて、さらなる深みにハマりたいという人にとっての入門としてKeychronは値段も安くて丁度いい。
これを機にメカニカルキーボードを使っていただければ嬉しいです。
