ワイヤレスイヤホン

[SOUNDPEATS Mini Pro HS レビュー]ハイレゾ対応でハイクオリティなワイヤレスイヤホン

2022年11月23日

コスパの高いSOUNDPEATS Mini Proの後継機としてSOUNDPEATS Mini Pro HSが発売されました。

SOUNDPEATS Mini Proはコスパの高さこそ感じられますが、音質の部分で少し物足りなさを感じました。

ですが、Mini Pro HSになってその物足りなさは解消され、よりコスパの高いワイヤレスイヤホンになったのです。

主なポイントは下記になります。

ここがオススメ

  • 日本オーディオ協会の認証を受けたハイレゾ音源再生をサポートする完全ワイヤレスイヤホン
  • LDAC高音質コーデック対応
  • ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング機能搭載
  • 風切音軽減機能搭載
  • 軽量で、耳に着けやすいデザイン
  • ノイズ除去機能付きの高品質なマイク
  • イヤホン単体で8時間、ケース込みで最大28時間使える
  • 価格7,980円

音質の向上だけでなく、ノイキャンやマイク性能の改善もされて、より満足度の高いワイヤレスイヤホンになりました。

1万円以下という価格にして、これだけコスパが高いと文句ないレベルと言えるでしょう。

商品ページはコチラ

本製品はメーカー様からサンプル品を頂いてのレビューとなります。

Mini Pro HSの詳細

Bluetooth規格Bluetooth5.2
BluetoothコーデックAAC,SBC,LDAC
バッテリー容量300mAh
最大再生時間ANC有:約6時間、ケース併用時約21時間
ANC無:約8時間。ケース併用時約28時間
防水性能IPX5
ノイズキャンセリング
外音取り込み
サイズ60mm × 22.5mm × 48mm
重さ4.97g(イヤホンのみ)、37.5g(ケース、イヤホン込み)
充電ポートUSB-C
ワイヤレス充電×
マルチポイント×

付属品はUSB-CケーブルとS,M,Lサイズのイヤーピースです。

ケースの質感が良くなった気がします。

イヤホンの形状は相変わらず独特です。

イヤホン本体のロゴマークが金色になって高級感が増しました。

アプリについて

SOUNDPEATS

SOUNDPEATS

yong yang無料posted withアプリーチ

アプリでは以下の設定ができます。

  • ボリュームコントロール
  • イコライザー
  • モード変更
  • ゲームモード切り替え
  • タッチキーのワンクリック無効

ゲームモードをONにすれば、低遅延でゲームをプレイできます。
そもそもMini Proは遅延が少ない気がしますが、スピードを求められるゲームでも更に安定してプレイできるでしょう。

「タッチキーのワンクリック機能の無効」というは、1回タッチした時の操作を無効にします。

可変的なイコライザー設定があり、これを利用することで自分の聴力に合わせてイコライザーを自動で設定してくれます。

プリセットもいくつかあります。

もちろん自分好みにカスタマイズすることもできます。

Mini Proと比較

違いを表にしました。

Mini ProMini Pro HS
コーデックAAC,SBC,APTX,APTX-adaptiveAAC,SBC,LDAC
再生時間ANC有:約5時間、ケース併用時約21時間
ANC無:約7時間。ケース併用時約25時間
ANC有:約6時間、ケース併用時約21時間
ANC無:約8時間。ケース併用時約28時間
通話性能cVc 8.0ノイズリダクションENCノイズキャンセリング
マイク数4基6基
周波数特性20-20KHz20-40KHz
最大ノイズカット最大35dB最大40dB
風切り音の軽減機能×

再生時間
ANC有り無しでもMini Proより1時間増えています。
ANC無しだとケース併用で28時間使えるので長時間使えますね。

通話性能
cVcからENCに変わったことで、より周囲の騒音をカットできるようになりました。
実際に比較してみましたが、明らかにMini Pro HSの方が騒音をカットできています。

マイク数
単純にMini Pro HSの方が数が上なので、こちらの声が伝わりやすくなりました。

周波数特性
Mini Pro HSはハイレゾ対応したことにより40KHzまで再生可能になりました。

最大ノイズカット
Mini Pro HSで40dBという数値に上がっています。
体感だとMini Proとあまり変わらないレベルですが、周囲の人の話し声をカットしやすくなった気がします。

風切り音の軽減
Mini Proだと風切り音が気になりましたが、Mini Pro HSでほとんど聞こえなくなりました。

音質の違い
Mini Proの音の傾向は中高域寄りで、低音にも芯を感じられるバランス型の音質です。
その特徴はMini Pro HSでも変わりませんが、Mini Proの時よりも更に解像度が上がり、ボーカルが明瞭に聴こえるようになりました。

何度かaptX adaptiveとLDACを交互に聴いてみて、コーデックの差は確かにあると思いました。
ですが、単純にMini Pro HS自体の音質が上がったと思えるくらい、全体の質感が良くなっている気がします。

Mini Proだと中音がザラついて聴こえる部分が、Mini Pro HSでクリアになって聴きやすくなった印象があります。

総じて音質の満足度が上がったので、音質重視の方は間違いなくMini Pro HSを買った方がいいです。

とにかく安く済ますならMini Proでいいですが、もしセールでMini Pro HSが5000円台で買えるなら即決だと思います。

Mini Pro HSのレビュー

実用的なノイキャンと外音取り込み

Mini Proの時はノイキャンはそこそこのレベルに感じましたが、Mini Pro HSで少し進化した気がします。

外出先で使った時に、思ったより周囲の音を遮音できている感覚がしました。
とはいえ、電車の走行音などの大きい騒音はそこまでカットできるわけではありません。

ですが、街中で使うくらいであれば周囲の話声とか十分にカットできているので実用的なレベルです。
しかも、Mini Proには無かった風切り音の軽減機能がMini Pro HSには備わっているため、使いやすい性能になったと思います。

外音取り込みはあまり変化は感じず、普通に使えるレベルという印象です。
欲を言うなら人の声がもう少し聞こえやすいと良かったかもしれません。

さすがにミドルやハイエンドのノイキャンと外音取り込みと比べて弱い印象がありますが、価格を考えたら十分な性能と言えます。

LDAC対応で更にバランスよくクリアな音質へ

音質について

低音:広がりは感じるが、やや軽い印象。

中音:解像度が高く聴きやすい。

高音:尖りがなく、クリアなサウンド。

音場:ボーカルと楽器がバランスよく聴こえる。

音の傾向:ボーカル重視のサウンドで、繊細な中高域を楽しめる。

全体的にバランスよく、聴き疲れしにくい音なので万人受けする音質だと思います。
迫力のある音というより繊細な音を楽しみたい人向けなサウンドでしょう。

iPhoneで聴いても音質は良いですが、LDAC対応のスマホで聴くと更に解像度が上がって上質なサウンドを楽しめます。

アプリを使えば、イコライザで調整することもできます。

僕の場合は、高音を下げて低音と中音を上げてみたら迫力ある中低域になったので、参考程度に載せておきます。

フィット感が良く、耳が痛くなりにくいデザイン

フィットするのか不安な形状だと思いましたが、しっかりフィットしている感覚があります。

SOUNDPEATSさんにイヤホンの正しい装着の仕方を伺ったところ、「イヤホン本体のSのマークが真っすぐの状態であることが正しく装着するためのポイント」とのことでした。
普通にイヤホンを着けた後に、少し左側に回すと丁度Sマークが真っすぐになると思います。

画像のような状態だと、確かにしっかりフィットしている感覚があるので、しっかり着けているか不安な方は試してみてください。

付属のイヤーピースは着け心地が良いですが、少し遮音性が低いような気はするので、他社のイヤーピースに変えてみるのも有りだと思いました。

通話品質もかなり良い

周囲の騒音を軽減するENCノイズリダクション機能に対応しています。

そのおかげでノイズはあまり入りませんし、自分の声もクリアに聞こえるのでかなり性能が良いと思います。

さらに、左右のイヤホンにそれぞれ3つのマイクが搭載しているため、こちらの音声が相手に届きやすくなっています。
この部分が前作のMini Proより進化している部分で、通話性能を比較してみたら明らかにMini Pro HSの方が音声がクリアでした。

なので、もし通話用途で使うなら、Mini ProよりMini Pro HSを使う方が満足できるでしょう。

タッチ操作は少し使いづらいかも

タッチ操作の一覧

音量上げる右イヤホンのタッチパネルを1回タッチ
音量下げる左イヤホンのタッチパネルを1回タッチ
曲停止/再生タッチパネルを2回タッチ
手動ペアリングタッチパネル6秒長押し
モード切替左イヤホンのタッチパネル1.5秒長押し
低遅延モード左イヤホンのタッチパネル3回タッチ
通話応答タッチパネル2回タッチ
通話拒否着信中にタッチパネル1.5秒長押し
曲送り右イヤホン1.5秒長押し
曲戻し非対応

右と左にそれぞれタッチファンクションボタンが付いてあり、上記のようにタッチすると操作ができます。

イヤホン本体のSのマークにタッチするイメージですね。

とはいえ、右と左の操作の違いとかが少し覚えづらいという印象はあります。

タッチ操作の一覧がアプリ見れる嬉しいですね

タッチ操作の感度に関しても、2回タッチの反応が何故か悪かったので、曲の停止と再生がスムーズにできなかったので慣れが必要そう。

どんな人にオススメ?

Mini Pro HSはこんな方におすすめ

  • 低価格で音質重視のワイヤレスイヤホンを求める
  • 1万円以下でLDACを体験したい
  • ノイキャン、外音取り込みを使ってみたい
  • テレワークで通話用のイヤホンとして使いたい

まとめ

音質評価

高音:
中音:
低音:
音場:
装着感:
遮音性:

メリット

  • ハイレゾ対応で、満足度の高い音質
  • 風切り音を軽減できる優秀なANC
  • 騒音もカットできて使いやすいマイク性能
  • 価格が安い

デメリット

  • ワイヤレス充電できない
  • マルチポイントに対応していない
  • タッチセンサーが若干使いづらい

Mini Pro HSになって、音質と機能性がアップグレードされ、かなり使いやすくなりました。
正直、迷うことなくMini Pro HSをオススメします。

特に、音質においては1万円台のワイヤレスイヤホンと比べても遜色ないレベルだと思います。

低価格でクオリティの高い完全ワイヤレスイヤホンが欲しいという方はぜひ使ってみてほしいです。

保証に関して

SOUNDPEATS製品は購入して30日以内なら返品、返金対応、1年以内なら不具合の保証を受け付けてくれます。
しかも、購入後30日以内の返品、返金はいかなる理由でも受け付けてくれます。

もし購入したけど自分には合わない、という場合でも返金できると思います。

詳しくは公式サイト記載の返品ポリシーをご覧ください。

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ヤマ

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