皆さんはAlice配列キーボードをご存知でしょうか。エルゴノミクス的なデザインで、キーボードに手を置いたときの状態が「ハの字」になるのが特徴的です。
私は今までAlice配列のキーボードを経験したことはありませんでしたが、Keychronのインフルエンサープログラムに応募し、レビュー品としてKeychron K11 Proを提供していただいてから初めて触れました。
実際に仕事で使ってみると、確かに腕の疲れはほとんど感じられず、快適にタイピングできています。Alice配列が初経験の自分でも使いやすいと感じました。
ちなみに映画監督である新海誠さんもKeychron K11 Proを使っているので、Keychronキーボードの中でも人気の部類に入るでしょう。
最近、キーボードを変えました。Keychron K11 Proです。軸はメインキー周りをNuPhyのAloe軸、修飾キー周りを赤軸と青軸にしています。キーキャップも換えてみました。使っていて便利で楽しいです! でも仕事しないとな、、、。 pic.twitter.com/j36NMSty3s
— 新海誠 (@shinkaimakoto) February 7, 2024
そんなKeychron K11 Proを使用した感想を書いていくので、興味のある方はチェックしてみてください。
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本記事はメーカー様より提供品を受けて作成しています。
どんな人におすすめ?
Keychron K11 Proのポイント
どんな人におすすめ?
- 快適にタイピングできるキーボードが欲しい
- 人とは違うデザインのキーボードを使いたい
- Alice配列に興味がある
私にとって初めてのAlice配列がKeychron K11 Proになります。分割キーボードと違って、本体は一体型。通常キーボードに近い感覚でタイピングできるので、分割キーボードより慣れるまでの時間は短かったと思います。本体が薄型でタイピングしやすいところもメリットなので、初めてのAlice配列キーボードとしておすすめです。
Keychron K11 Proの特徴
- 65%Alliceレイアウト
- ロータリーエンコーダーノブ搭載
- ダブルショットPBTキーキャップ
- 最大3台のデバイスとBluetooth接続可能
- 有線接続も対応
- QMK/VIAによるキーマッピング対応
- Windows、Mac両対応
- 2,000mAhのバッテリー
- GateronロープロファイルMXメカニカルスイッチ対応
- 赤軸、茶軸、青軸から選べる
- ホットスワップ対応(White Backlightモデルは非対応)
- キー数は68
- 重さ510g
- 取扱説明書
- Windows配列用のキーキャップ
- キーキャッププラー
- キースイッチプラー
- USB Type-A to USB Type-C
なんといっても特徴的なのがAlice配列であること。ロープロファイルキーボードでAlice配列を採用しているキーボードは極めて少なく、私が知る中ではKeychronしか扱っていないと思います。
独特なレイアウトではあるものの、腕が八の字型になるような角度でタイピングできます。また、本体右上にはノブが付いており、音量調整やミュートボタンとして使えます。VIAを使えばそれ以外のコマンドにもカスタマイズ可能。
USBのポートは上側に配置。ボタンも左端にあります。
タイピングの角度調整も対応。諸々の仕様は他のKeychronと同じですね。
ちなみにK11 Proは国内で販売していないので技適に対応していません。Bluetooth接続は控えて、有線接続をしたほうが無難でしょう。
Keychron K11 Proを使った感想
普通のキーボードよりタイプミスが減った
Alice配列は初めて使ってみましたが、思いのほかタイピングしやすいです。最初こそ慣れなかったものの、数日使った頃には何のストレスもなくタイピングできていました。
ところでこのアリス配列を使ってみてからというもの、何故だかタイプミスが減りました。おそらくホームポジションを維持しやすいのがAlice配列の特徴なのでしょう。
私は通常レイアウトでタイピングするときホームポジションが崩れやすく、左の人差し指でYキーを押すのが癖になっていました。
しかしアリス配列なら左の人差し指でYキーを押そうと思っても遠いため、自然と右手を使うようになります。その結果、ホームポジションを維持しながらタイピングできるようになり、いつもよりタイプミスが減りました。
普段のタイプミスを減らしたいなら、アリス配列を試す価値はあると思います。
レイアウトの慣れが大変かも
Alice配列は文章作成するときにタイピングしやすい配列ですが、端っこのキーに指が届きづらいです。特にBackspaceキーが遠くに感じる。
実際に通常レイアウトのキーボードと比べてみると、Keychron K11 Proの方が少しだけBackspaceキーが遠いような。
写真だけ見ているとそんなに変わらないような気がしてきますが、実際に使ってみるとなぜかBackspaceキーや矢印キーなど端っこが押しづらい。
おそらく手が内側に向いているせいで、小指で押せるキーが押しづらくなっているのでしょう。これに関しては普通に使っているとストレスを感じてAlice配列を辞めてしまうレベルなので、対策としてキーマッピングが必要です。
なるべくホームポジションが崩れないようにキーレイアウトをカスタマイズすれば、快適度が上がるでしょう。
静音性が高ければ文句なかった
NuPhy Air60 V2を使っていた身からすると、K11 Proには物足りなさを感じます。カチャカチャ感のある打鍵音と、滑らかさを感じられない打鍵感。K11 Pro自体は1年くらい前のキーボードなので、仕方ないっちゃ仕方ない。
とはいえロープロファイルのAlice配列キーボードは、今のところKeychronしか出していません。レイアウトはとても気に入っているので、あとは打鍵感さえ良ければ文句なし。
K11 Maxなる上位互換モデルもあるようですが、まだ国内発売していない模様。もしも打鍵感が改善されているなら、乗り換えを検討したいところです。
スタビライザーをルブしてみた
スタビライザーの音が気になりすぎたので、本体を分解してルブ(潤滑)しました。プレートを外してスタビライザーを外し、一個ずつ分解してルブするという流れです。
とりあえずルブした状態のタイピング動画を撮りました。ついでにキースイッチをNuPhyのWisteriaスイッチ(ルブ済み)に変えたので、Gateronの茶軸より違いを感じられると思います。
劇的に変わるわけではないものの、少しは改善できているでしょう。これ以上を求めるなら、さらに静音性が上がっているKeychron K11 Maxを選んだ方がよさそう。しかしK11 Maxはまだ国内販売していないので手に入りづらいのが現状です。
また、ルブをするためには本体を分解する必要があるので、慣れていない人にはおすすめできません。とはいえやってみたいという方は、使っていないメカニカルキーボードで練習するのがおすすめです。
使いやすくするためにVIAを活用しよう
Alice配列は癖のある配列だと思うので、そのまま使っていても不便に感じます。そもそもBキーが2つあっても左のBキーは全く使いません。
ましてやfn1キーとfn2キーも、そのままだと使いどころがないです。そんなわけで使いどころが分からないキーはカスタマイズしてしまおう。
幸いなことにKeychron K11 ProはVIAに対応しているので、自分が使いやすいようにキーマッピングできます。私が設定しているキーマッピングはこんな感じ。
fn1とfn2はデフォルトのままだと頻繁に使うことはないので、バックスペースキーと言語切り替えキーに変えました。レイアウトの切り替えをしたいときは右のスペースキーを押しっぱなしで使えるようにしています。
矢印キーは手が届きづらいので、レイアウト1のときにA,S,D,Fキーで操作できるようにカスタマイズしました。おかげでホームポジションを維持しながらタイピングしやすくなったので、積極的にキーカスタマイズした方がいいでしょう。
まとめ
癖のあるデザインゆえに使いやすいか疑わしかったのですが、実際のところはタイピングしやすくて快適です。
おかげで他のAlice配列キーボードも使ってみたくなったので、新たな沼に入ったような気分です。
ロープロファイル版Alice配列メカニカルキーボードを探している方は、ぜひ使ってみてください。
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