2年ほど前に、「ウルトラワイドモニターを購入したけど後悔した」という記事を書きました。
ウルトラワイドモニターを買ったけど後悔してしまった理由とは?買う前に気をつけることも紹介
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簡単にまとめると、ウルトラワイドモニターのアスペクト比に対応していないコンテンツや、横幅が大きすぎて使いづらいという部分で後悔したという内容です。
この経験があって以降は32インチ4Kのモニターを使っていましたが、画面分割するときに「横幅が足りないなあ…」と感じることがしょっちゅうあったんですよね。なるべくシングルモニターで仕事したかったので、32インチでは限界を感じたわけです。
しかし2025年になってデスクを新調し、今度は40インチのウルトラワイドモニターを購入しました。仕事用で使っているのですが、デスク環境を変えたことにより快適に使えています。
以前と今では何が変わったのか?どうやったらウルトラワイドモニターを使いやすくできるのか?というところを紹介していくので、ウルトラワイドモニターを買うか悩む人はぜひ参考にしてください。
今回購入したウルトラワイドモニター
INNOCN WR40 PRO
今回購入したウルトラワイドモニターはINNOCNの40インチWQHDモニター。40インチなので横幅は99cmあり、かなりロングです。解像度は3440×1440。
画面サイズの割にドット数が少ない感じはしますが、まあ問題なく使えます。
欲を言えば5120×1440にしたかったのですが、予算が足りず…
WR40 PROは6万円前後で購入できるというコスパが魅力。34インチにしなかった理由は特にありませんが、40インチにしても34インチとの差が少ないんですよ。幅が10cmくらい増えるだけのこと。
それに安いモデルはVAパネルが多く、仕事で使うならIPSにしたいという理由もあります。WR40 ProはIPSパネルで144Hzリフレッシュレートもあり、95%DCI-P3の色域もサポートと、スペックが整っている印象。作業用として使いやすいと判断したわけです。
ウルトラワイドモニターを使いやすくするためにやったこと
デスクの奥行きを80cmにした
以前にウルトラワイドモニターを使っていたときはデスクの奥行きが60cmでした。壁際に設置していたこともあり、モニターアームを使っていても奥行きを出しづらい。そのせいでモニターを視界に収めづらいのがネックでした。
理想としては身体とモニターの距離が70cmほどあれば適切になるので、奥行き60cmでは足りないのです。
ということなので今回はホームセンターで杉無垢材を購入して横120cm、奥行き80cmにカット。
塗装をし、デスクの脚はFlexispot E7にしました。デスクDIYに関しては、ほとんど下記ブログを参考にしています。
FlexiSpot E7 鬼目ナット組み立て方法【失敗しない】
奥行き80cmもあるとデスクの面積が広がり、モニターが近すぎて端が見づらい問題も解決。たかだか20cmでも、これが意外と大きな差になっているのです。想像以上に奥行きの重要性を実感しました。
可動域の広いモニターアームを導入
デスクの奥行きを広げただけでは足りないため、モニターアームも新調しました。エルゴトロンのモニターアームを使っていましたが、耐荷重が足りない。
WR40 Proは10kgもあるので、それに対応したモニターアームとしてグリーンハウスの製品を購入。耐荷重20kgもあるのに1万円以下という高コスパで、可動域も広いです。導入も簡単で、グラつくこともなし。ウルトラワイドモニター用のモニターアームとして申し分ないですね。
アームの品質が悪いとモニターが徐々に落ちてしまうのですが、今のところそういったことはなさそう。ある程度の高さに固定できます。
サブデスクを作って役割分担
ウルトラワイドモニターを使っていてどうしても気になるのが、16:9のコンテンツを映すときです。ご覧の通り横長なので、一般的なコンテンツを視聴するときにどうしても黒枠が出ます。これがどうしても許せない…
PCゲームをするにしても一部タイトルはアスペクト比に対応しておらず、画面が余ってしまいます。
私なりの対策としては別のデスクを作って、そっちに16:9のモニターを設置すること。動画視聴やゲームをするなど、エンタメ用のモニターとして使うようにしています。
ちなみに使っているモニターはIO-DATAのミニLED27インチモニター。HDR1000に対応し、コンテンツ視聴に適しているスペックです。
ウルトラワイドモニターは仕事用、27インチモニターは趣味用として切り分けることで、それぞれの弱点を補っている感じにしました。
結局ウルトラワイドモニターは使いやすいのか?
設置できる環境があるならおすすめしたい
肝心の感想を書いていませんでしたが、仕事で使うなら本当に快適です。モニター2つ分の横幅なので、画面分割しても余裕がありすぎる。4分割しても問題なし。
これが27インチだとかなり狭いので、作業領域の差は歴然です。
しかし導入が面倒くさすぎる。まず奥行き80cmのデスクってなかなかないので、低コストで導入するならDIYするのも有り。
とはいえ探してみると、IKEAにそれらしいデスクはありますね。
あるいは、マルトクショップなどネットで天板を切ってくれるサイトを利用し、好きな木材を配送してもらうのも有り。その場合はめちゃくちゃコストがかかりますし、塗装は自分でやるしかありませんが…
もしくはデスクを壁際に設置せず、モニターアームをギリギリまで奥に配置できるスペースがあるなら、それでもいいでしょう。
もっとシンプルな対策としては、キーボードスライダーを設置すること。モニターとキーボードの距離を空けるだけなら、比較的簡単な手段です。
ただデザインがデスクに合わないと、見た目がちょっと残念な感じになります。そこを許せるならおすすめ。