1万円以下の最強コスパとして評価されているEarfun Air Pro 4。もはや低価格ワイヤレスイヤホンならAir Pro 4さえ使っておけばいいような気がしてきます。
しかしそんなAir Pro 4に続いて、新たに高コスパなワイヤレスイヤホン「EarFun Air 2 NC」が登場しました。
しばらく使ってみましたが、「Air Pro 4とあんまり性能が変わらないんじゃね?」と思いました。当然、全体のスペックはAir Pro 4が勝っているものの、細かいことを気にしなければ差が少ないようにも感じます。
そんなAir 2 NCをのレビューを、Air Pro 4と比較しつつやっていこうと思います。
本記事はメーカー様より提供品を受けて作成しています。
音質について
バランス型の音質。Air Pro 4との差は少ない
低音が強めですが、中音から高音もバランスよく聴こえる音質。変に強調させている音というわけでもないので、思ったより違和感が無いですね。
Air Pro 4と比べてると、音場の広さや解像感は劣っています。とはいえAir 2 NCも全然負けていないクオリティのため、どちらも甲乙つけがたい。
ちなみにAir 2 NCはLDACに対応していますが、Air Pro 4はLDACだけじゃなくaptX AdaptiveやaptX Losslessにも対応。
音質の違いはあまり分かりませんが、aptX AdaptiveはマルチポイントをONの状態でも使えるのがメリット。接続も安定しています。
対してLDACはマルチポイントをONにしながら使えないのがデメリット。
AndroidでaptX Adaptiveに対応しているなら、Air Pro 4の方がコーデックの恩恵を受けやすいでしょう。
iPhoneはどちらも対応していないので、iPhoneユーザーはどちらを選んでも音質的に満足できると思います。
機能性について
ノイズキャンセリングはAir Pro 4より少し弱い
ノイズカットについてAir Pro 4は50dB、Air 2 NCは45dB。スペック通りの性能差という感じで、低域のカットはそれなりに違いを感じます。
とはいえAir 2 NCはカフェでも作業に集中できるほどのノイズカットなので、価格を考えたら十分すぎる性能です。
ただし中域からのノイズカット性能は両機種とも変わらず、あまり遮音性は高くないと思いました。
正直のところノイキャン性能はどちらも大差ないと感じたので、どちらを選んでも後悔しづらいかと。
ちなみにAir 2 NCはノイキャンモードと耳適応ANCの2種類があります。ノイキャンモードより耳適応ANCの方が強いような気もしますが、微々たる差だと思います。
シアターモードは動画鑑賞で役立つ
シアターモードは3Dサラウンド的な機能です。通常時より音場が広がったような感覚になり、意外と使い勝手が良いですね。特にライブ映像や映画を観るときは、分かりやすく迫力を感じられます。
Redmi Buds 5 Proにも似たような機能がありますが、それより遥かに優秀ですね。
ただしシアターモードをONにすると勝手に音量が上がるので注意してください。
音楽鑑賞では好みが分かれますが、動画鑑賞では積極的に使いたくなりますね。
また、シアターモードはアプリからじゃないとコントロールできないので、イヤホンで操作できないのはデメリットだと思いました。
バッテリー関連は普通に優秀
イヤホン単体で9時間、充電ケース込みで40時間使えます。一般的なワイヤレスイヤホンと比べても、十分なバッテリー持ちと言えるでしょう。それに急速充電にも対応しています。
しかしAir Pro 4は単体で11時間、ケース込みで52時間も使えてしまう大容量バッテリーです。
メイン機として使うなら、Air Pro 4の方が日常的に使いやすいと感じるかもしれません。
ちなみに両機種ともワイヤレス充電に対応しています。
操作性はAir Pro 4に劣る
Air 2 NCでも操作はしやすいですが、Air Pro 4は側面にくぼみがあるため、直感的に操作できるのが強みです。
アプリのカスタマイズに関しては、どっちも変わらず。まあ、比較すれば気になるというだけで、Air 2 NC自体の操作性が悪いというわけではないです。
結局どっちを買えば良いのか?
コスパ重視ならAir 2 NCでいい
比較するまではAir Pro 4が圧勝するかと思いましたが、基本的な機能はほとんど差がなくて意外でした。それゆえに価格が安いAir 2 NCを選んだ方が、お得感を感じられると思います。
Amazonなら頻繁にクーポンが出ると思うので、予算重視ならAir 2 NCで満足できるでしょう。
細かいところに魅力を感じるならAir Pro 4
タッチ操作のしやすさ、バッテリー持ち、音質などはAir Pro 4の方が優れています。
Snapdrogon Soundに対応しているのもメリット。aptX Adaptiveなら音質と接続性のバランスが良いので、普段使いしやすいですね。
aptX Adaptive対応スマホならAir Pro 4をおすすめしたい。
しかしiPhoneユーザーはコーデックの恩恵がほとんどないので、Air 2 NCを選んでも後悔しづらい気がします。
まとめ
どんな人におすすめ?
- 7千円ほどでコスパが高いワイヤレスイヤホンを探している
- そこそこの性能があればそれでいい
- 動画鑑賞用のイヤホンが欲しい
Air Pro 4ほど目立つものはないものの、総じてコスパが高い優等生タイプという印象です。思ったより音質とノイキャン性能に差がなくて驚きました。
安さ重視ならAir 2 NCで全然良いと思います。
また、シアターモードが意外にも実用性が高く、動画鑑賞が捗る機能だと思いました。シアターモードは今のところAir 2 NCだけの機能なので、気になる方は検討してみてください。
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