久しぶりに「これは良いかもしれない」と思えるインナーイヤー型に出会えました。それがQCYの「AilyBuds Pro+」です。インナーイヤー型イヤホンといえば、オープンイヤー型イヤホンが流行ってからあまり目立たなくなった印象。
私自身、最近はオープンイヤー型ばかり使っていたので、インナーイヤー型の新作に触れるのは久しぶりすぎる。
今回はメーカー様からお声がけいただいて、提供品をいただきました。なにやら、AilyBuds Pro+はLDACとノイキャンに対応しているとのことで、興味深いインナーイヤー型です。
しかも、マルチポイントや風切りカットなど、もろもろと機能も付いていて7000円前後。明らかにコスパが高い。
一体どんな実力を持っているのか?下記に注目してレビューしていきます。
本記事はメーカー様より提供品を受けて作成しています。
QCY AilyBuds Pro+はどんな人におすすめ?
- カナル型よりインナーイヤー型の方が好き
- 低価格でもクリアな音を求めている
- Web会議や通話用のイヤホンを探している
AilyBuds Pro+は低価格でありながらLDACに対応し、音質も申し分ないレベル。ドンシャリ感はあるものの、中音はクリアだし、全体的に明るめのサウンドです。
インナーイヤー型の開放的な装着感も相まって、ながら聞きイヤホンとして使いやすい。また、マイク品質もそこそこ高いので、Web会議用のイヤホンとしても活躍してくれるでしょう。
QCY AilyBuds Pro+の特徴・スペック
本体サイズ(イヤホン) | 19.9×18.4×33.7mm |
本体サイズ(ケース) | 51×51×28.2mm |
バッテリー(ケース込み) | 約23時間(ANCオン)、約28時間(ANCオフ) |
バッテリー(イヤホン単体) | 約4時間(ANCオン)、約5時間(ANCオフ) |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
コーデック | SBC,AAC,LDAC |
マイク数 | 6基 |
AilyBuds Pro+はANC対応で周囲の音を軽減できたり、LDAC対応でハイレゾ音源を楽しめたり、低価格なのに機能性が優秀ですね。
風切り機能もあるので、ちょっとした風なら軽減できます。とはいえ、インナーイヤー型なので、カナル型ほどノイキャンや風切りが機能するわけではないのであしからず。
それでも、インナーイヤー型でノイキャンを体験できるのは新鮮です。そういった製品はなかなかないし、低価格帯で実装されているのはおそらくAilyBuds Pro+だけでしょう。
QCY AilyBuds Pro+のデザイン
本体カラーはブラックとホワイトの2種類。今回はホワイトを選択しました。
イヤホンケースは卵みたいなデザインで可愛いですね。
ケースを開けたときの状態はこんな感じ。
本体は至ってシンプルなインナーイヤー型のデザイン。触り心地がスベスベで、汚れも付きづらいです。清潔感を求める方なら気に入ると思います。
QCY AilyBuds Pro+のメリット
アダプティブオーディオのおかげで音がクリア
低音 | (3.5) |
中音 | (3.5) |
高音 | (4) |
アダプティブオーディオ機能により、低音域や中高音域を自動で補正してくれるので、メリハリのあるサウンドを体験できます。それでいて中音もシャープだから埋もれにくい。
私の中でインナーイヤー型イヤホンは、迫力に欠けたり、ちょっとスカスカした音という印象でした。と思っていたのに、AilyBuds Pro+を使ってみたらビックリです。
豊かな低音と抜けるような高音。全体的に生き生きとしたサウンドで、テンションが上がる。感覚としては、JBLのSOUNDGEAR SENSEを彷彿とさせます。
しかし、SOUNDGEAR SENSEよりもQCY AilyBuds Pro+の方が没入感が高いので、聴きごたえがあります。7000円台のワイヤレスイヤホンにしては、十分すぎるクオリティですね。
ちなみに、アダプティブオーディオはアプリから変更できる仕様です。ただ、OFFにすると微妙な音になるので、あんまりおすすめできない。
AndroidとiPhoneの両方に接続して聴いてみましたが、音質に大きな差は感じられませんでした。LDACの方が解像度は高いですが、iPhoneでも充分。
全体的にドンシャリ感はあるので、迫力を重視する方なら満足できます。ただ、若干の加工感があるので、人によっては気になるかも。
価格が安いのに機能性が優秀。特にマイク品質が良い
マイク音質 | |
タッチ操作 | |
バッテリー持ち | |
ノイキャン | |
風切りカット | |
マルチポイント | 〇 |
ワイヤレス充電 | × |
ゲームモード | 〇 |
専用アプリ | 〇 |
マイク品質がそれなりに良いので、テレワークでWeb会議をするときに役立ちます。録音で確認してみたら音声がクリアに聴こえたので、実用的な性能のマイクですね。
ノイキャン性能や風切りカットは、カナル型のノイキャンイヤホンに比べると劣ります。外で使ってみたところ、車の走行音は全然聞こえる。とはいえ、エアコンや空気清浄機の音はだいぶカットできるので、自宅で使うときは役立つ。
バッテリーはイヤホン単体なら約5時間(ANCオフ)、ケース込みなら約28時間(ANCオフ)なので、そこそこの性能です。基本的に自宅で使うなら問題ないでしょう。
タッチ操作は、イヤホン上部に触れると反応します。慣れるまでは、どこら辺を触ればいいか分かりづらいです。
専用アプリではイコライザーやノイキャンのONとOFF、LDACとマルチポイントの設定などできます。操作に関しても、アプリから確認と変更が可能です。
価格のわりに機能性は優秀。少なくとも、同価格帯のインナーイヤー型より強いです。
QCY AilyBuds Pro+のデメリット
ベストなフィット感を維持するのが難しい
ノイキャンを使う際はイヤホンがしっかり装着されてないと効果を発揮しづらいので、フィット感が重要になります。
ただ、一発で最適な位置に嵌めるのが意外と難しい。それに加えて、激しく動くと位置がズレるので、オープンイヤー型ほどの安定感はないです。
同じような形状の「SOUNDPEATS Air 3 Deluxe」と比べてみても、QCY AilyBuds Pro+の方が少し大きく見える。耳が小さいとフィットしづらいのかもしれません。
もしも装着感が気になる人は、AirPods 3が似たような形状なので、Apple Storeか家電量販店で試してみてください。
どんなときにQCY AilyBuds Pro+を使う?
テレワークや散歩のとき
インナーイヤー型は、周りの音が聴きとりやすいという特徴があります。そのおかげで、散歩するときでも周囲の音を意識しやすくなるので安全です。
軽く動くだけならフィット感がズレることもないので、散歩用イヤホンとして活躍します。マイク品質も良いので、Web会議をするときにも使いやすいですね。
やはり、インナーイヤー型は圧迫感が少ないので、カナル型とは違った良さがあります。総合的に見ても利便性の高いインナーイヤー型なので、今後も使っていきたい。
とはいえ、オープンイヤー型の方が装着感は快適なので、気分によって使い分けるかも。
関連記事
インナーイヤー型イヤホンの良さとは?カナル型との違いも解説
続きを見る
オープンイヤーイヤホンのおすすめ5選!運動やテレワークに最適なモデルも紹介
続きを見る
まとめ
インナーイヤー型が好きな方は、とりあえず使ってみる価値があります。音質に関しては、私が今まで使っていたインナーイヤー型と比べて満足度が高いです。
価格が安いので、サブのワイヤレスイヤホンとして使うのもおすすめ。
30日間の返金保証や、1年の製品保証もあります。