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ワイヤレスイヤホン

上品なサウンドとデザインに夢中!「Nothing Ear」の使用レビュー

2024年6月5日

音質と機能性だけじゃなく、デザインもオシャレなイヤホンが欲しい!そんな方におすすめのイヤホンが「Nothing Ear」です。ゆがみの少ないクリアな音と、全体的に機能性も高く、まさに優等生という印象。

以前にレビューしたNothing Ear (2)と比べてみても、Nothing Earは全てにおいて進化しています。

今回もメーカー様から提供いただいたので、しばらく使ったレビューをしていきます。2万円台という価格なので、下記の要素を意識して評価します。

評価ポイント

  • 音質
  • ノイキャン性能
  • 普段使いできる性能かどうか

相変わらずデザインがオシャレで、手に取ってみるとテンションが上がります。そんなNothing Earはどれくらい優れているのか?気になる方はチェックしてみてください。

本記事はメーカー様より提供品を受けて作成しています。

Nothing Ear の特徴・スペック

ポイント

  • 11mのダイナミックドライバーとセラミック振動板を搭載。音のゆがみが少ない、クリアなサウンドを実現
  • ハイレゾ対応。LHDCで最大24bit/192kHzの周波数、LDACで最大24bit/96kHzの周波数で送信可能
  • 低音をリアルタイムで強化する「ベースエンハンス」を搭載
  • 「パーソナルサウンドプロファイル」により、自分好みのサウンドにチューンアップ
  • 最大45dB、強度を変更できるアクティブノイズキャンセリング
  • ケース込みで最大40.5時間の音楽再生
  • ワイヤレス充電やマルチポイント、低遅延モードなどさまざまな機能を搭載
  • Nothing Phoneと繋げば、音声でChatGPTを操作できる

セラミック振動板のおかげで歪みの少ない音へ

Noting Earは、11mmドライバーで響きのある低音と、澄みきった高音を実現。セラミック振動板で音のひずみを減らし、全体的にクリアな音を表現できます。

さらに、LDACとLHDCにも対応し、ハイレゾ音源の再生も可能。LHDC対応機種は少ないのですが、対応スマホを持っているなら積極的に使ってみてください。

最大45dBのアクティブノイズキャンセリング

前作のNothing ear (2)よりも1.8倍のノイズキャンセリングということで、ノイズカット性能が上がっています。ノイキャンの強度は「低」、「中」、「強」の3つで調整可能。

さらに、アクティブノイズキャンセリングをONにすれば周囲の状況に応じてノイキャンを自動調整してくれます。ただ、アクティブノイズキャンセリングより「強」にしておいた方がノイキャンが強いです。

ケース込みで最大40時間使えるバッテリー

ノイキャンOFFなら、ケース込みでバッテリー最大40時間使えます。しかも、10分間の充電で10時間も使える急速充電に対応。それだけでなくワイヤレス充電にも対応と、バッテリー周りに文句はありません。

日常的に使いたい人ほど、バッテリー性能の高さに満足できると思います。

Nothing Ear を使った感想

高級感あるデザインがカッコイイ

Nothing Earのブラックは高級感があって、2万円前後のワイヤレスイヤホンとは思えない質感です。黒色が好きな方でも、十分に満足できるデザインだと思います。

ケース自体もコンパクトなので、小さいポケットにも入れやすいです。イヤホンを装着してみたところ、フィット感は良好。

本体が軽いので、なかなか快適です。ちなみに、Nothing EarはAirPodsのように先端の部分をつまんで操作するので、しっかりと操作している感覚を得られます。

イヤーチップも付属しているので、耳に合わない場合はサイズを変更できるのも嬉しいですね。

音質はクリアで聴き疲れしない

低音
中音
高音

Nothing Earの音質は、全体的にクリアでバランスの良い音です。上品な音という感じで、聴いていて疲れづらい。セラミックドライバーのおかげで音の歪みが少なく、原音に近いサウンドを楽しめます。

また、パーソナルサウンドプロファイルを設定すれば、自身の聴覚に合わせたイコライザーを自動で作成。パーソナルサウンドプロファイルは想像以上に効果てきめんで、設定する前と後では音質の満足度がだいぶ変わりました。

正直、パーソナルサウンドプロファイルを適用する前はのっぺりしている音だったのですが、適用後はメリハリのある音になって、自分好みに調整されてます。

手動でイコライザーを変更することもできるので、自由度の高いカスタマイズが可能。

加えて、ベースエンハンスもONにすれば低音が強化されるので、聴きごたえがありますね。ただ、レベルを上げすぎると耳が痛くなるレベルの低音だったので、人によっては合わないと思います。程よく低音を上げたいならレベル1で充分でしょう。

全体的に機能性が高い

ワイヤレス充電
マルチポイント
マイク性能
バッテリー性能
ノイキャン性能
外音取り込み性能
タッチ操作の精度

バッテリー周りの性能が高く、ワイヤレス充電や急速充電など機能が充実しています。そもそも、ケースの充電込みなら最大40時間も使えるロングバッテリーなので、バッテリー関連で困ることはなさそう。

あと、マイク音質も良かったです。とてもクリアな音なので、音声が聴きとりづらいという場面は少ないと思います。

外音取り込みに関しても、平均的な性能といったところ。マルチポイントに関しては、Airpods Proみたいなスムーズさはありませんが、これといって問題なく使えています。

全体の機能性が高いので、メイン機として使いやすいでしょう。

Nothing Ear のデメリット・注意点

思ったよりノイキャンが強くない

ノイキャンの性能自体は悪くないのですが、価格の割には弱い印象を受けました。例えば、電車で使っていると走行音やアナウンスの音がそれなりに聴こえるレベル。

アプリでノイズキャンセリングの強度を高にしてもダメだったので、そもそも遮音性が低いのかも。

下位モデルのNothing Ear (a)と比べても差がほとんどなかったので、もう少し頑張ってほしいところ。とはいえ、カフェや室内で使うときは静寂を感じられるので、期待しすぎなければ満足できると思います。

ChatGPT機能はNothing Phoneじゃないと使えない

新機能でChatGPTが使えるのですが、どうやらNothing Phoneに接続しないと使えないようです。

Nothing以外のスマホとNoting Earを接続してもChatGPT機能は利用できません。

音声でChatGPTを操作できるとのことなので、使いこなせれば便利なのかもしれない。とはいえ、ChatGPTを利用していないなら、大したデメリットにはならないでしょう。

LDACだとパーソナルサウンドプロファイルが適用されない

なぜかLDACにしているとパーソナライズされたサウンドが適用されない仕様になっています。AACとLHDCは適用される。

LHDCが使えるならそれに越したことはありませんが、もしもLDACかAACしか使えないスマホなら、AAC接続でもいいかもしれない。それくらいパーソナルサウンドプロファイルの効果は侮れません。

ちなみに、コーデックの変更はアプリから可能です。もちろん、LDACかLHDCに対応しているスマホじゃないと有効化できません。

他の製品と比較してみた

Neobuds Pro 2と比較

音質に関しては、どちらも似たような性能です。全体的にクリアなのですが、低音の迫力はNeobuds Pro 2の方が勝ってますね。ただ、比べてみるとNeobuds Pro 2は音のキレが良すぎて、ちょっと耳が疲れる。

反対に、Nothing Earは落ち着きがあり、どのジャンルの曲でもバランスよく鳴らしてくれる印象です。

ただ、ノイキャン性能に関してはNeobuds Pro 2の圧勝。とはいえ、それ以外はNoting Earの方が優れている印象です。

メインで使うならNoting Earだけど、ノイキャン重視で使うならNeobuds Pro 2という評価になります。

Nothing Ear (a)との違いは?

結論から言うと、音質重視ならNoting Ear、コスパ重視ならNoting Ear (a)という評価になります。

Noting Earのカラーはブラックとホワイトしかありませんが、Noting Ear (a)はオレンジがあります。ポップなカラーを求めるなら、Nothing Ear (a)を選ぶのも有り。音質はNoting Earの方が解像度は高く、低音の響きも豊かです。

それに、Noting Ear (a)はイコライザー機能がないので、細かい調整はできません。音質の満足度なら、明らかにNoting Earの方が上でしょう。

ノイキャン性能はどちらも大差ないです。あとは、Nothing Ear (a)はワイヤレス充電に非対応です。

価格を考えたら、ほとんど性能差がないNoting Ear (a)をおすすめしたいです。ただ、少しでも音質にこだわりたかったり、ワイヤレス充電を使いたかったり、機能性を求めるならNothing earの方が満足できます。

どんな人におすすめ?

  • イコライザーで細かく調整したい
  • 高級感あるデザインを求めている
  • 歪みの少ないクリアな音が好き

Noting Earはイコライザーを細かく調整できるので、音質にこだわる方なら楽しめると思います。LHDC対応スマホなら、より解像度の高い音を体験できるのもメリット。

また、高級感のあるデザインも魅力的なので、持っていて気分の上がるワイヤレスイヤホンです。マイク性能やバッテリー性能も高いので、汎用的に使いやすいでしょう。

まとめ

メリット

  • 高級感あるデザインがカッコイイ
  • 音質はクリアで聴き疲れしない
  • 全体的に機能性が高い

デメリット

  • 思ったよりノイキャンが強くない
  • ChatGPT機能はNothing Phoneじゃないと使えない
  • LDACだとパーソナルサウンドプロファイルが適用されない

Nothing Earの音質は非常にクリアで聴きごたえのある音です。欲を言えばもっとノイキャン性能が欲しかったですが、それ以外の性能は必要十分なので満足できます。

なによりデザインのカッコよさは流石Nothingといったところ。見た目のカッコよさを重視する方にも、おすすめできるワイヤレスイヤホンです。

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  • この記事を書いた人

ヤマ

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