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キーボード・マウス

【Mistel AIRONEレビュー】最強の持ち運び用キーボードです

2024年2月20日

総評

総合評価:

打鍵感:

機能性:

メカニカルキーボードの常識を打ち破るような超薄型、軽量なデザインが特徴の「Mistel AIRONE」。ペチペチした打鍵感なのかと思ったら、ちゃんとメカニカルを感じられるじゃないですか。携帯性も高いし打鍵感も良いし、私の中では最高の持ち運びキーボードです。

カフェで作業するときはロジクールのPebble Keys K380sを使っているのですが、思ったより重いし打鍵感は普通なので、もう少し良いキーボードを使いたいと思っていました。そんなときに「Mistel AIRONE」という極薄キーボードに出会いました。

ただの薄型とは違って、CHERRY MX ULPスイッチという独自のスイッチを採用。タイピング動画を見てみたら打鍵音がメカニカルキーボードと同じで驚愕しました。価格が高いので悩んでいましたが、使ってみたいという欲望を抑えられず購入。

クリックモデルとタクタイルモデルの2種類があるのですが、なんだかんだ2つとも購入してみたので、合わせて使用感を紹介します。気になる方はぜひチェックしてみてください。

【特徴】極薄なのに打鍵感が良いメカニカルキーボード

ポイント

  • 重さ約270g
  • CHERRY MX ULPスイッチを搭載
  • 薄型ABSキーキャップを搭載
  • 英語配列のキーボード
  • 有線接続しかできないけどケーブルを着脱できる
  • マクロに対応
  • MacとWindowsの配列切り替えが可能

注目すべきは重さが約270gしかないところです。折りたたみキーボードのMOBO Keyboard 2が約280gなので、それ以上に軽いのが驚きです。

Mistel AIRONE
MOBO Keyboard 2

しかも、付属品にキーボードケースも付いている親切さ。おかげで気軽に持ち運べます。ちなみにMistel AIRONEは有線接続しか対応していないため、付属品にUSB-CとUSB-Aケーブルの2種類入っています。

ただ軽いだけじゃなく、メカニカルキーボードと同様にキースイッチを搭載しています。独自の極薄キースイッチということなので、薄型でありながら独特の打鍵感を実現。

AppleのMagic KeyboardやMX Keys miniのような薄型キーボードと比べて打鍵感が圧倒的に良いのです。薄型キーボードに打鍵感を求める方は、ぜひMistel AIRONEを使ってほしい。

Mistel AIRONEのメリット

本体が薄くて軽量だから持ち運びに最適

Mistel AIRONEは65%レイアウトのキーボードなので、非常にスッキリとしたデザインです。厚さ13.1mmという極薄でありながら重さ300g以下なので、持ち運び用キーボードとして活躍してくれます。

付属のケースに入れても366g程度です。

もう少し軽くしたい場合は「重ねるとくっつく保護クロス」を使えば本体を保護しつつ持ち運べるので便利。

ちなみにMistel AIRONEはファンクションキーが存在しませんが、Fnキーを押しながら数字キーを押すことでファンクションキーとして機能します。

これまで持ち運び用キーボードは折りたたみキーボードである「MOBO Keyboard 2」を使ってましたが、Mistel AIRONEは折りたたみキーボードと大差ない重量で驚きました。

加えて打鍵感も良いので、最強の持ち運びキーボードです。

8インチのタブレットと組み合わればミニマム作業環境が作れるので文章作成が捗ります。ただ、デバイスのUSB-Cポートが1つしかないと充電する手段がなくなるので、USBハブも合わせて使って対策する必要はあります。

iPlay 50 mini Pro NFEとMistel AIRONE

ちゃんとメカニカル感のある打鍵感だから楽しい

驚いたのは薄型なのにメカニカルキーボードらしさを感じる打鍵感というところです。クリックモデルとタクタイルモデルを両方とも使ってみました。

上がブラックのクリックモデル、下がシルバーのタクタイルモデル

タクタイルは茶軸らしい静穏性の高さとしっかりした打鍵感で、クリックは青軸らしいカチカチ感のある打鍵音と重みのあるキー荷重が特徴。

いずれもこのデザインからは想像できないほどしっかりとメカニカルキーボードしています。薄型キーボードで人気のMX Keys miniと比較してみましたが、打鍵感はMistel AIRONEの圧勝。

キーストロークが浅いのにしっかりとした押し心地なので、タイピングするのが楽しくなるキーボードです!

AppleのMagic Keyboardのような極薄のキーボードが好きだけど、打鍵感もこだわりたい方にMistel AIRONEはおすすめです。

ソフトウェアを使わずキーマッピングできる

  変更項目 OFF ON
DIP 1 macOS ホットキー最適化 Windows macOS ホットキー最適化
DIP 2 左CTRLキーの位置 左CTRLキー CapsLockキー
CapsLockキーの位置 CapsLockキー 左CTRLキー
DIP 3 左ALTキーの位置 左ALT 左Windowsキー
左Windowsキーの位置 左Windows 左ALTキー
DIP 4 CapsLockキーの位置 CapsLockキー FNキー
FNキーの位置 FNキー CapsLockキー

本体背面にあるDIPボタンを使うことでソフトウェアを使わずキーの配置を変更可能。デフォルトだとWindows用のキー配列ですが、DIP1ボタンをONにすればmacのキー配列として使えます。

上記は一部のキーを変更するだけなので必要ないかもしれませんが、マクロ機能を使えば設定したキーをワンボタンで実行できるので汎用性が高いです。

マクロの操作方法に関してはマニュアルを参考にしてください。LEDライティングの設定も確認できます。

VIAのように自由にキーマッピングできないのはデメリットかもしれませんが、ソフトウェアに頼らず単体でカスタマイズできるのは強みだと思います。

使いこなせれば作業効率を上げられるでしょう。

Mistel AIRONEのデメリット

価格の高さがネック

定価27,800円なので、流石に高い。CHERRY MX ULPスイッチ搭載の外付けキーボードということなのでコストが高いのでしょうか。

とはいえ、外出先で作業するなら「Mistel AIRONE一択」と言えるほど使いやすいキーボードなので、上質な持ち運び用キーボードを求めている方にはおすすめできます。

有線接続しかできないのは残念

せっかく薄型で軽量のキーボードなのにBluetooth接続できないのは本当に残念です。技術的にバッテリーの搭載が難しかったのかも分かりませんが、ワイヤレスだったら良かったと思うばかりです。

それでも、有線接続ならバッテリーの心配をする必要がありませんし、左右にUSBポートがあるのでケーブルを接続しやすいというメリットはあります。

キーキャップやキースイッチの付け替えは不可能

メカニカルキーボードと言えばキースイッチとキーキャップを自由に交換できるのが魅力ですが、Mistel AIRONEの場合は難しいです。それもそのはずで、CHERRY MX ULPスイッチの種類が少なすぎるし、超薄型のキーキャップは他に見当たりません。

一応分解はできますが、リスク高いので非推奨です。

そのため、購入前にタクタイルスイッチとクリックスイッチのどちらを選ぶか考える必要があります。

角度調整できるアイテムを使ってみた

Mistel AIRONEは通常だと角度調整できませんが、貼り付けるタイプのキーボードスタンドを購入して組み合わせてみました。

3段階で角度調整できて、1段目の角度だとタイピングしやすくなりました。

1段階

2~3段目になると角度が急すぎて使いづらい。なんにせよ、角度調整できない問題を解決できたので良かったです。

2段階
3段階

Mistel AIRONEのQ&A

クリックとタクタイルはどっちを選べばいい?

ポイント

外出先でも積極的に使える静穏のキーボードが欲しい
▷タクタイルモデル

極薄のキーボードでも打鍵感を楽しみたい
▷クリックモデル

どちらも静穏性は高いですが、どちらかと言うとタクタイルの方がタイピング音は静かでした。実際にクリックとタクタイルの打鍵音を録音してみたので、良ければ聴いてみてください。

タクタイルはメカニカルにしては打鍵音が目立たないので、カフェや職場でも使いやすいです。それに、打鍵感が軽めなので高速タイピングしやすかったですね。

対して、クリックは青軸と同様にカチカチと高音が響くタイプなので、外だと使いづらい印象です。打鍵感はタクタイルより重たいので私には合わなかったです。

とはいえ、超薄型なのに青軸の打鍵感を体験できるのは面白かったので、青軸が好きな方は使ってみると気に入るでしょう。

バックライトやシステム変更の操作方法は?

公式サイトのマニュアルから確認できます。

実際のLEDライティングは確認したい場合は動画を参考にしてください。

【まとめ】最強の持ち運び用キーボード

価格の高さは気になるものの、携帯性と打鍵感の良さは抜群です。この薄型キーボードでメカニカル感のある打鍵感を楽しめるのは感動ですね。

打鍵感が良い持ち運び用キーボードを探している方は、ぜひMistel AIRONEを使ってみてください。

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ヤマ

気になったガジェットをレビューしたり、デスク環境を快適にするための情報を発信。月間7万PVほどのガジェットブログ「ガジェフロ」を運営しつつ、Webライターとしても働いています。
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