仕事をするスペースって、広々とした場所よりも、閉鎖的な空間の方が集中できませんか?トイレに入るとついつい考え事をしてしまうのは、「誰にも邪魔されない自分だけの空間」だから集中できるのでしょう。
それと同じ理屈で、「仕事をするなら狭い場所の方がいいんじゃね?」ということで、自室の押し入れを仕事デスクにしてみました。
実際に押し入れデスクを作ってみて、3ヶ月ほど仕事してみたので、その感想を紹介しようと思います。
押し入れデスクの全体像
特にこだわりはなく、手持ちにあるものでパパっと作ってみました。
押し入れの中でも明るい環境を作るために、モニターライトや間接照明を使っています。
手元も明るく照らしてくれるので、メモを書くときでもストレスフリーです。
押し入れの中にある棚を活用して、適当にフェイクグリーンやらデスクライトを設置。ここら辺は雰囲気づくりのために置きました。
右側に棚を配置して、1段目に充電器やら電源タップをまとめています。
なぜ押し入れにデスクを作るのか
Xで押入れデスクなるものを見てから、自分も作りたくなったのがきっかけです。それと同時に、狭い空間で作るデスクに憧れていたので、押し入れを有効活用しようと思いました。
ブログを書いたりゲームしたりするときはメインデスクを使いますが、Webライターの仕事をするときは押入れを使うようにしています。
私が使っているデスクトップPCはWindowsで、会社から支給されたPCはMacbook Proです。OSが異なるとキーボードの使い勝手が変わるので、1つのデスクの中で使い分けるのは面倒くさい。
というわけで、メインデスクはWindows、押し入れデスクはMacという形に分けました。
押し入れデスクで気を付けていること
まず、押入れの温度と湿度状況を確認するようにしています。SwitchBotの温湿度計を使えば、アプリから常に温湿度を確認できます。
押入れの中は湿気が発生しやすいので、カビが出るかもしれない。そのため、湿度を保つために除湿機を置いています。
ただ、環境によっては不要かもしれません。実際、私の押し入れの湿度は70%以上を計測したことがないので、杞憂になっています。
あとは、冬場は寒すぎるので足元にパネルヒーターを置いてますが、使いすぎると電気代が怖いので、よほど寒いときしか使わないようにしています。
正直のところ微妙な部分もある
押入れデスクを使っていて、ストレスに感じるのは長時間の作業をするときです。
デスクワークにおいて欠かせないのは快適な椅子だと思います。その椅子なんですが、押入れデスクの高さに合う椅子がなかなか無いんですよ。2段目の押し入れの高さは地面から92㎝なので、この高さに対応できる椅子が必要です。
現在は「Flexispot OC3」というオフィスチェアを使っています。低価格で買える椅子の中では、座面の位置を56cmまで上げられて便利ですが、これでも足りません。
そこで、座面の高さを拡張するためにバウヒュッテのゲーミング座布団を購入。高さの問題は解決できましたが、今度はひじ掛けの高さが合わない。
これに関しても後付けのひじ掛けを購入して丁度良い高さにできました。すると今度は正しい姿勢を維持するのが困難だと気づいたので、ランバーサポートを購入。
もう1つ忘れてはいけないのがフットレスト。高さが16cmもある「Dowinxフットレスト」を購入しました。フットレストがあれば脚が疲れにくくなります。
ここまで椅子を改造してようやく使えるレベルになりましたが、ゲーミング座布団の座り心地があまり良くない。
そもそも座面の高ささえ十分なら良かったのですが、要件を満たせる椅子が見つからないので致し方ないですね。
なんだかんだ肩が凝ってきたらメインデスクで作業したり、リビングで作業したり場所を変えることが多いです。
なんとか快適に使えるチェアが欲しいと思う今日この頃。
使っているガジェットやインテリア
肝となるのはAngle 10という傾斜台です。これのおかげで「ただの押し入れ」じゃなく、ちゃんとしたデスクっぽく使えています。
それだけでなく、キーボードとマウスを丁度いい角度で使えて、ノートPCのディスプレイも高い位置で見れるため、なかなか役立っています。
そして、サイドにはニトリのNカラボを置き、本を並べることで書斎っぽい雰囲気を出すようにしました。
押し入れ全体をデスク化させるのは面倒くさかったので、特定のゾーンだけデスク化させて、それ以外は引き続き物置にしています。
押し入れだとしても、雰囲気を出せるアイテムを使えばそれっぽい感じになるのです。
結局のところ押し入れデスクを作ってよかったのか?
「椅子に座りづらい」というストレスを抱えつつ、3ヵ月ほど押し入れで仕事してみました。今のところ押し入れデスクの存在には感謝しています。
なぜならメインデスクの自由度が上がるからです。今のメインデスクはブログ作業とゲームをするための環境として使えています。自分の趣味を最大限に反映できているのは、仕事のスペースを押し入れデスクが担っているからだと思うのです。
それに仕事をするときしか押し入れデスクを使わないので、それだけでスイッチの切り替えになります。自然と仕事をする気になるので、テレワークでも集中力を維持しやすいです。
秘密基地っぽさもあるので、押し入れデスクづくりは意外と楽しいです。
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