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ワイヤレスイヤホン

1980円なのにクオリティが高すぎる「Redmi Buds 6 Active」をレビュー

2024年8月21日

安すぎるワイヤレスイヤホンというのは音質が微妙だったり接続が不安定だったりと、何かと不満が多いものです。多少は音質にこだわる人なら、わざわざ安いワイヤレスイヤホンを使うこともないはず。

しかしXiaomiから1980円のワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 6 Active」が登場し、好奇心で購入してしまいました。以前にRedmi Buds 5 Proを使った経験もあり、Xiaomiのコスパは信頼できるものだと思っています。

今回は1980円という安さでどれほどのクオリティが出せるのか期待して使ってみたところ、なかなか満足できるクオリティでした。どこら辺が良いのかを本記事で紹介していくので、気になっている方は参考にしてください。

評価まとめ

メリット

  • 価格の割に聴きやすく、ボーカルがクリア

  • カナル型より圧迫感がなくて装着しやすい

  • ケース込みで最大30時間のバッテリー持ち

  • マイク性能が意外と良い

デメリット

  • 低音と高音の解像感は低い

  • 人によってはフィット感が合わないかも

  • コーデックがSBCのみで、若干の遅延はある

低音

(3/5)

バッテリー持ち

(4/5)

中音

(3.5/5)

ノイズキャンセリング

-

高音

(3/5)

外音取り込み

-

立体感

(3/5)

マイク性能

(3.5/5)

装着感

(4/5)

利便性

(3.5/5)

満足度

(3.5/5)

Redmi Buds 6 Activeの特徴

ポイント

  • 14.2mmダイナミックドライバー
  • セミインイヤー型
  • ケース込みで最大30時間使える
  • デュアルマイクノイズリダクションによる音声通話
  • Xiaomi Earbudsでイコライザー設定が可能
  • IPX4の防水規格
  • Bluetooth5.4対応
  • Google Fast Pair対応
  • ブラック、ホワイト、ピンク、ブルーの4色

快適な装着ができるセミインイヤー型

人間工学に基づいたセミインイヤー型ということで、気軽に装着して音楽を聴けます。イヤホン本体の重さは約4gしかなく、とても軽量。

長時間の音楽再生でも、カナル型のイヤホンより負担は少ないでしょう。

14.2mmダイナミックドライバー搭載

1980円のワイヤレスイヤホンでもしっかりとしたダイナミックドライバーを搭載。ボリュームのある音で低音から高音まで鳴らしてくれます。

さらにXiaomiによるチューニングも施されているため、想像以上に良い音で音楽を楽しめます。

デュアルマイクノイズリダクションでクリアな通話が可能

通話用のイヤホンとして、十分に使えるデュアルマイクノイズリダクション設計です。環境音をカットして音声をクリアに届けられるのが特徴。

この価格帯にしては優秀なマイク性能なので、テレワーク用の通話イヤホンとしておすすめ。

どんなことで活用できる?

  • 動画視聴や作業用などのサブ機として
  • 運動用のワイヤレスイヤホンとして
  • テレワークの通話用イヤホンとして

いわゆるメイン機としてRedmi Buds 6 Activeを使うのは、他のワイヤレスイヤホンと比較したときに力不足を感じてしまいます。しかし特定の用途に限って使うなら満足できるはず。

私の場合はタブレットで動画視聴をする際にRedmi Buds 6 Activeを使うことが多いです。やはりカナル型より圧迫感が少なく、耳への負担が少ないところはメリットでしょう。

ケース込みのバッテリー持ちが最大30時間ということもあり、充電を気にせず使えるのも気に入っています。IPX4の防水性能もあるので、ランニング用としても使えるでしょう。

マイク性能も悪くないので、テレワーク用の通話イヤホンが必要になったという人にとってもおすすめです。

Redmi Buds 6 Activeのレビュー

【音質】ボーカルがクリアだが低音と高音の解像感は低い

低音(3)
中音(3.5)
高音(3)
音場(3)

ボーカルがとてもクリアで、中高音が際立つようなサウンドです。高音の解像感は低いですが価格を考えたら聴きやすいと思うレベル。ただしインナーイヤーという性質もあってか、低音は響きづらい。ロック系の音楽を聴いたときに迫力不足を感じるかもしれません。

とはいえクリアな中音なのでYoutube視聴用のイヤホンとしては役立ちます。インナーイヤー型だから圧迫感もなく、快適に動画視聴できるのが魅力。

音質の良さで選ぶようなワイヤレスイヤホンというよりは、動画視聴やランニング中の音楽鑑賞など、サブ機として運用するのがおすすめです。

ちなみに専用アプリを使えばイコライザーで音を調整できますが、「標準」が一番無難でした。それ以外は好みが分かれると思います。

【装着感】やや快適だが万人向けするか微妙なところ

装着の快適さ(4)
フィット感(3.5)

めちゃくちゃ簡単に装着できるセミインイヤー型なので、開放的な気分で使えます。耳に合えば特に問題ないのですが、やはり形状によっては合わない人もいるかもしれません。

セミインイヤー型はカナル型のイヤーピースを変えるようなサイズ変更ができるわけではないので、人によってはフィットしないことがあります。

なのでAirPods 2みたいなインナーイヤー型が耳に合っている人にはおすすめできますが、不安な人は家電量販店で似たような形状の製品を試聴してみてください。

【マイク性能】普通に使えるレベル

音の明瞭さ(3.5)
ノイズカット性能(3.5)

マイク品質は決して高いわけではありませんが、普通に会話できるレベルです。ぼそぼそと喋らなければ聞き取れるほどの品質でしょう。

ノイズリダクション機能は効いていると思いますが、音声が少しこもっているように聞こえます。あまり騒音が強い場所で使わない方が無難かと。

【機能性】バッテリー持ちや接続性など総じて良好

バッテリー持ち(4)
遅延(3.5)

ケース込みなら最大30時間も使えるバッテリー持ちなので、特に不満はありません。頻繁に使わない身としては十分です。

接続性に関してはBluetooth5.4ということもあり、急に接続が途切れることもありません。しかしBluetoothコーデックがSBCのみなので若干の遅延はあるものの、ゲームをしないなら許容できる範囲です。

ただしゲームモードは搭載されていないので、ゲーム用に使う方は注意。

【アプリ】イコライザーやキーカスタマイズができる

専用アプリでは5種類のイコライザーが用意されており、設定によって音の印象を変えられます。

タッチ操作のカスタマイズができるのは、1980円のワイヤレスイヤホンにしては優秀ですね。

あとはイヤホンを探す機能もあり、部屋で失くした際に見つけやすくなります。

追加設定の項目はワイヤレスイヤホンの「イヤホン名を変更」するだけでした。

QCY AilyBuds Pro+と比較

Redmi Buds 6 ActiveQCY AilyBuds Pro+
ドライバー14.2mmダイナミックドライバー13mmダイナミックドライバー
サイズイヤホン:32×17.8×18.5mm
ケース:49×48.6×23mm
イヤホン:19.9×18.4×33.7mm
ケース:51×51×28.2mm
重さ単体:4g
ケース含め:36g
単体:4g
ケース含め:36g
コーデックSBCSBC,AAC,LDAC
Bluetoothバージョン5.45.3
バッテリー(イヤホン単体)最大6時間約4時間(ANCオン)、約5時間(ANCオフ)
バッテリー(ケース込み)最大30時間約23時間(ANCオン)、約28時間(ANCオフ)
防水IPX4IPX4
ノイズキャンセリング×
AIノイズリダクション
専用アプリ
ゲームモード×
価格1,980円7,480円

音質重視ならQCY AilyBuds Pro+の方がおすすめ

Redmi Buds 6 ActiveQCY AilyBuds Pro+
低音(3)(4)
中音(3.5)(4)
高音(3)(4)
マイク品質(3)(3.5)
機能性(3)(4)

QCY AilyBuds Pro+はAIアダプティブオーディオ機能により低音を増強させることができ、Redmi Buds 6 Activeよりも迫力のあるサウンドを楽しめます。LDACに対応しているので、解像度も高め。インナーイヤー型でも良い音で音楽を聴きたいならQCY AilyBuds Pro+がおすすめです。

とはいえ音質へのこだわりが少なくて、動画視聴や運動用のワイヤレスイヤホンとして使いたいだけならRedmi Buds 6 Activeでも充分です。

あくまでインナーイヤー型にこだわるならQCY AilyBuds Pro+はおすすめできますが、ノイズキャンセリング性能や没入感を重視するなら「Earfun Air Pro 4」といったカナル型の方が使いやすいでしょう。

まとめ

Redmi Buds 6 Activeのメリット

メリット

  • 価格の割に聴きやすく、ボーカルがクリア
  • カナル型より圧迫感がなくて装着しやすい
  • ケース込みで最大30時間のバッテリー持ち
  • マイク性能が意外と良い

価格の安さを考えたら充分すぎるクオリティのワイヤレスイヤホンです。音質が酷すぎるということもなく、普通に聴けるレベル。特に中音がクリアなので、Youtubeで配信者の音声が聞き取りやすいです。

またインナーイヤー型による開放的な装着感は、カナル型よりもストレスがなくて快適。バッテリー持ちも文句なし。マイク性能も使えないことはない性能で、なかなかコスパが高いです。

Redmi Buds 6 Activeのデメリット

デメリット

  • 低音と高音の解像感は低い
  • 人によってはフィット感が合わないかも
  • コーデックがSBCのみで、若干の遅延はある

低音の出力はそこそこありますが、ちょっと解像感が低い気がします。高音もあんまり目立たない印象。

インナーイヤー型の装着感は個人的に快適ですが、耳によってはフィットしづらい可能性もあります。

またコーデックがSBCしかないため、せめてAACにも対応してほしかったです。

どんな人におすすめ?

  • 激安でも品質の良いワイヤレスイヤホンが欲しい
  • カナル型じゃなくてインナーイヤー型のイヤホンが好き
  • 動画視聴や運動用のワイヤレスイヤホンが欲しい

安さゆえの物足りなさは当然あるものの、安さからは考えられないほどの満足度もあります。

特に音質は想像以上に良かったので、タブレットでYoutubeを見るときに捗ります。

激安でもクオリティの高いワイヤレスイヤホンを探している方は、ぜひRedmi Buds 6 Activeを使ってみてほしいです。

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  • この記事を書いた人

ヤマ

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